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1998 Fiscal Year Annual Research Report

朝鮮民族運動史における李承晩の“反日主義"究明

Research Project

Project/Area Number 09872016
Research InstitutionSapporo University

Principal Investigator

李 景〓  札幌大学, 文化学部, 教授 (10220790)

Keywords分断政府 / 冷戦 / 米政府の介入
Research Abstract

昨年は南北朝鮮に分断政府が誕生して50周年目をむかえた。10月17日神奈川大学で開催された朝鮮史研究会大会で、建国50周年を迎えて〜アメリカのイニシアチブから民族社会の正統性を求めて〜というテーマで講演を行った。
いうまでもなく、朝鮮問題の根幹は「分断」にある。そして分断は、米国のイニシアチブ(関与)によって始められ、冷戦の展開とともに次第に分断が固定化されていった。分断が朝鮮社会に与えた影響は大きく、例えば韓国社会に大きな歪みをもたらしたといえよう。これからの朝鮮社会の課題は、遍在する米国の関与から、民族の主体性・正統性(National Legitimacy)をいかに取り戻すかにあると考える。米国の政治家らの記録から、その介入過程を追跡していくことを始めた。
李承晩関連では、99年1月ソウルで李承晩記念館で多くの史料を閲覧することができた。また延世大学の現代韓国学研究所が編集した『李承晩文書』(東文篇、全18巻)を購入したので、今後は1940年代の彼のワシントン時代の究明を行っていく予定である。ちなみにくる3月14日、神戸の朝鮮民族運動史研究会ではそれについての報告をおこなう。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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