1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09875101
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
廣野 幹彦 新潟大学, 工学部, 助教授 (00018483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 秀夫 新潟大学, 工学部, 教授 (80115071)
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Keywords | 非可視型バ-コード / 近赤外線 / カラー顔料 / 個人認識 / 位置検出 |
Research Abstract |
非可視型3次元コードの作製を目的に、平成9年度は以下の3項目に関する検討と研究発表を行った。 1.非可視型コード設計方法と読み取り装置。2.自然環境光下におけるコードの読み取り特性および3.カラー顔料による非可視型コード作成の基礎検討である。 1.非可視型コードの設計と読み取りについては、赤外線透過顔料に対する光学的特性を光スペクトルアナライザで測定の後、個人認識を対象としたカラー顔画像の2次元コード化と読み取り・表示装置の開発を行った。その結果、ベクトル量子化によるRGB3種類の画像データから個人カラー写真が復元表示される事を確認した。さらに今後の3次元コード化対応を考慮し単一コード作成方法を検討した。2.の自然環境光下におけるコード読み取りでは、建物内に於いて赤外線照射と画像検出実験を行った。さらに具体的応用分野として、位置検出用自律走行型2次元コード読み取り装置を開発し、大学構内で走行実験を行った。その結果、移動速度約1km/hにてバ-コード検出による自律自動走行を確認した。3.のカラー顔料を用いた実験としては、近赤外透過型熱転写フィルム(シアン・マゼンタ・イエロ-)を今回新たに開発し、その印字・測定実験を行った。その結果、従来の熱転写プリンタと読み取り装置をそのまま我々のシステムに応用可能であることを確認した。上記結果1)2)については、1998年3月に電子情報通信学会MEとバイオサイバネティックス研究会(於:玉川大学)で発表した。
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