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1997 Fiscal Year Annual Research Report

家畜培養細胞を用いた生理活性物質の検索・設計システム

Research Project

Project/Area Number 09876070
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

秋葉 征夫  東北大学, 農学部, 教授 (30005631)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 幹  東北大学, 農学部, 助手 (20250730)
Keywords培養細胞 / 家畜 / 機能性物質 / 生理活性物質
Research Abstract

家畜由来の培養細胞系を用いた生理活性物質の検索システムを開発し、さらに有効成分の構造を推定を試みる。
平成9年度は鶏の肝臓細胞と金細胞の培養システムを種々検討し、生理活性物質の高精度検索のための培養系を確立するために、実験を行った。
1 in situ潅流法により分離した鶏肝細胞を用い、その培養条件を検討した。各種アミノ酸とグルコースを含むBME培地に鶏血清、インスリン、グルカゴンを添加し24時間培養した。その結果、0.5%鶏血清、1ug/mlインスリンおよび1ug/mlグルカゴンを用いることで肝細胞の初代培養が可能であると判断した。α-リノレン酸をモデルとして、脂肪酸の添加条件を検討した。500uMまでの脂肪酸添加では細胞数および細胞タンパク量に変化は見られなかったが、100uMに比べて500uM添加では脂肪内に多量のトリグリセリドの蓄積が認められ、脂質代謝への機能性を検討するためには添加する脂肪酸の濃度に留意しなければならない。また、α-リノレン酸添加により肝細胞のFatty acid synthetase活性が低下した。また、中鎖脂肪酸であるカプリル酸を添加すると肝細胞からのリポプロテイン分泌が低下する可能性も示された。
2 1日齢の鶏から長肢伸筋を採取し、筋衛星細胞(satellite cells)を調製し、筋芽細胞の培養条件の検討を行った。DMEM:M199(4:1)培地で牛胎児血清10%と鶏胚抽出物1.5%を添加して培養すると、培養にしたがって細胞数、DNA量および細胞タンパク量が増加し、培養4日目より活発な筋管形成が認められた。また、筋に特有のミオシンの蓄積も認めた。培地にプロスタグランジン(PGE2とPGF2α)を添加すると、添加濃度の上昇にしたがって細胞タンパク質量およびミオシン量が増加した。また、筋芽細胞のクレアチンキナーゼ活性が上昇し、またfusion indexの上昇も認められた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Nishida.H, Akiba.Y: "Iufluence of Prostaglandin E_2 on Chick Myoblasts differentiation during the Myogenesis" Animal Science and Technology. 68(4). 381-384 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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