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1997 Fiscal Year Annual Research Report

樹状細胞へのターゲッティングによる新しい呼吸器ウイルスワクチンの開発

Research Project

Project/Area Number 09877065
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

吉田 哲也  広島大学, 医学部, 教授 (00022905)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清谷 克寛  広島大学, 医学部, 講師 (00106824)
藤井 豊  広島大学, 医学部, 助手 (30274054)
坂口 剛正  広島大学, 医学部, 講師 (70196070)
Keywordsセンダイウイルス / 融合蛋白抗原 / 樹状細胞 / ワクチン
Research Abstract

本研究は、樹状細胞へのターゲティングによる新しいタイプの呼吸器ウイルスワクチン開発の可能性を検討することを目的とする。センダイウイルス(SeV)はパラミクソウイルス科のマウス肺炎ウイルスであるが、本研究ではSeVの感染防御抗原のひとつであるエンベロープF蛋白とIL2との融合蛋白抗原を作製して、これでマウスの免疫を行い、F蛋白に対する液性免疫、細胞性免疫の誘導とSeVに対する感染防御免疫誘導の検討を行う。
平成9年度はFとILの融合蛋白の作製を主たる目標とした。SeB-F cDNAの膜貫通領域より下流を除き、これにシグナル配列を除いたIL2 cDNAをつなぎ、ストップコドンの前にヒスチジンタグを入れたΔF-IL2 cDNAを作った。このcDNAをpGEN2ベクターのT7プロモータ下流に挿入してpGEM-ΔF・IL2を作った。同時にpGEN-ΔFも作った。ワクチニアウイルスvTF7・3を感染したLLCMK_2細胞にこれらのプラスミドをトランスフェクションしてΔF-IL2とΔFの発現を免疫沈降PAGEで検討したところ、抗HVJ抗体でΔF-IL2とΔFが、抗IL2抗体でΔF-IL2が、それぞれ期待される位置(72KD、62KD)に免疫沈降されることが確認された。さらにこれらの蛋白の細胞からの分泌を検討する予定である。
また、マウス免疫用にΔF-IL2、ΔF蛋白を大量に調製する必要がある。現在、バキュロウイルス発現ベクターを用いてこれらの蛋白を大量発現するクローンを検索している。

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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