1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09877090
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Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
飯田 礼子 福井医科大学, 医学部, 助手 (40139788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 正洋 福井医科大学, 医学部, 助手 (90283168)
松木 孝澄 福井医科大学, 医学部, 教授 (10126617)
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Keywords | 個人識別 / 年齢推定 |
Research Abstract |
1.ヒト尿中の若年者に特異的な糖タンパク質の遺伝子構造と転写産物の解析 (1)精製タンパク質の部分アミノ酸配列に基づいて、DIG標識RNAプローブを作製し、ノーザンブロット解析を行った。その結果、小児の肝および腎から調製した全RNA中におよそ1000bpの大きさのmRNAが検出された。 (2)精製タンパク質の部分アミノ酸配列に基づいて、プライマーを作製し、RACE(rapid amplification of cDNA ends)法によるcDNAクローニングを行った。5′側、3′側とも複数個のPCR産物が得られたため、現在RNaseプロテクション法による転写開始・終結点の決定を試みている。 2.年齢推定マーカーの検索 (1)胎児から生後15ヵ月までの近交系マウスより各臓器を摘出し、全RNAの抽出を行った。 (2)年齢依存的に発現量の変化する未知の遺伝子を検索するために用いるDifferential Display法の条件検討を行った。その紬果、(1)3種類のアンカープライマーを用いた逆転写反応によるcDNAの合成 (2)cDNAを鋳型とし、上記アンカープライマーと任意プライマーを用いたPCR増幅 (3)7%非変性アクリルアミドゲル電気泳動を用いたPCR産物の分離と、SYBR^<TM> Greenによる検出の各ステップで用いる条件を確立した。現在までに、年齢依存的に発現量の変化する複数個のバンドを検出した。
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