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1998 Fiscal Year Annual Research Report

RNAからの個人識別に関する法医学的研究

Research Project

Project/Area Number 09877090
Research Institution福井医科大学

Principal Investigator

飯田 礼子  福井医科大学, 医学部, 助手 (40139788)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青山 正洋  福井医科大学, 医学部, 助手 (90283168)
松木 孝澄  福井医科大学, 医学部, 教授 (10126617)
Keywords個人識別 / 年齢推定
Research Abstract

1. 研究成果
(1) Differetial Display法: 生後3日、1、2、4、6、8週、4、6、9、15ヶ月の近交系マウス(C57BL/6)の腎臓より抽出したtotal RNAについて、3種類のanchor primer(GT_<15>X,X=A or C or G)と10種類の任意の10-mer primer(Operon社)の組み合わせによる合計30組のPrimerを用いてDifferetial Display法を行った。その結果、月(日)齢と発現量の間に相関が認められるバンドを10本見い出した。
(2) クローニングと塩基配列分析: 上記バンドをゲルから回収し、PCRで再増幅したのちT-A cloning法によるクローニングを行い塩基配列の解析を行った。
(3) RT-PCR: 塩基配列をもとに合成したprimerを用いてRT-PCR法を行い、Differetial Display法における結果が本来の発現パターンを反映しているかについて確認した。両者の発現パターンは10個のうち7個の遺伝子ではほぼ一致し、これらの遺伝子については発達、加齢に伴う発現変化が確認されたが、残り3個の遺伝子では発現量の変化は認められなかった。
(4) 塩基配列データベース(BLASTN)によるホモロジー検索: 7個の遺伝子のうち4個は既知の遺伝子のcDNA塩基配列の1部と、3個はESTの1部と相同性を示した。
2. 今後の展開
今回見い出した物質をヒトの年齢推定のためのマーカーとして応用するため、ヒトにおける発現パターンの解析、cDNA全長の塩基配列解析などを行う。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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