• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

ストレス誘導性の脳内サイトカインによる神経細胞アポトーシスの可能性

Research Project

Project/Area Number 09877182
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

神庭 重信  山梨医科大学, 医学部, 教授 (50195187)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保田 正春  山梨医科大学, 医学部, 助手 (60234499)
Keywordsストレス / サイトカイン / アポトーシス / 神経細胞
Research Abstract

脳内ストレス応答は一過性で可逆的な過程と考えられていたが,最近の強いストレス下で海馬に解剖学的損傷が起こることなどが画像研究により報告されている。この損傷過程にアポトーシスが関与しているかどうかを検討するために以下の検討を行った。
検討1 DNA断片化の検討
高齢ラット(100週令)に2時間の急性拘束ストレスを加え,ストレス後に断頭し,脳を取り出し,前頭前野,海馬,視床下部,小脳を切り出して液体窒素下で組織を粉末状とし,そこからDNAを抽出し,アガロース電気泳動にてDNAの断片化の有無を検討した。 ストレス負荷群でも,対照群でもDNAの断片化は検出できず,この方法で検出できるほど大量のアポトーシスは起こっていないことが明らかとなった。
検討2 組織内でのアポトーシスの検討
ラット及びストレスは検討1と同様に行った。断頭後の脳は凍結切片とし,これに対してin situ アポトーシス検討キット(Oncor社製)を用いて染色を試みた。ストレス群,対照群ともにわずかにアポトーシス細胞が染まるのみであり,明らかな群間の差を検討するにいたらなかった。
これらの結果をもとに,今後はストレス負荷を慢性ストレスとし,また,アポトーシスの検討にはパラフィン切片を用いてTUNEL法を試みて行く予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi