1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09877268
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
阿部 博史 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (60240769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 宏 新潟大学, 脳研究所, 助手 (70291359)
恩田 清 新潟大学, 医学部附属病院, 講師 (90201409)
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Keywords | apoptosis / radiation injury / rat brain |
Research Abstract |
1) 生後6カ月のFischer344ratの半側大脳に15Gyを1回照射し、照射後2、3、6時間、1日、3日、5日目に大脳を摘出し、Oncor社in situ apoptosis detection kitを用いて免疫染色し、染色の程度と形態学的変化によりapoptotic cellの出現を経時的に評価した。 照射側では照射後2時間ではどの部位にもapoptotic cellはみられず、照射後3時間目より皮質下白質・海馬歯状回・側脳室上衣下層にapoptotic cellが出現する。照射後6時間目では特に海馬歯状回・脳室周囲白質で著明に増加、更に内包にもみられるようになる。1日目には脳室周囲白質・皮質下白質・海馬歯状回でやや減少する。3日目には脳室周囲白質・皮質下白質・海馬歯状回で消失し、脳室上衣下層にわずかに認めるのみとなり、5日目にはどの部位にも全く認めなくなる。一方、非照射群では照射後6時間目・1日目に照射側と同じ部位にapoptotic cellを認めたが、照射側に比し明らかに少なかった。 10Gyの半側大脳1回照射についても検討したが、15Gyの1回照射と同様の結果であった。 2) 生後6カ月のFischer344ratの半側大脳に15Gyを1回照射し、照射後3、6時間、1日、3日、5日目に大脳を摘出し凍結切片を作製し、in situ hybridizationでc-fos、jun-Bの発現を調べた。c-fos、jun-Bともに照射後3、6時間、1日、3日、5日目いずれの時間においても発現はみられなかった。
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