子宮筋腫のAllelotype及び原因遺伝子の単離

1997 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 09877324
• Research Institution: Jikei University School of Medicine
• Principal Investigator: 篠崎 英雄 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50266631)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 落合 和徳 東京慈恵会医科大学, 医学部・産婦人科, 助教授 (20152514) ; 高倉 聡 東京慈恵会医科大学, 医学部・産婦人科, 助手 (60256401)
• Keywords: 子宮筋腫 / Allelic imbalance / Differential Display

Research Abstract

1。インフォームドコンセントを得た20例の子宮筋腫患者の末梢血よりリンパ球を分離し、さらに筋腫手術検体をOCT compoundを用い液体窒素で凍結後、フリーザ-に保存した。
2。筋腫手術検体を顕微鏡レベルで筋腫領域および正常筋層領域にmicrodissectした。
3。リンパ球およびmicrodissectした検体よりDNAを抽出した。
4。第7染色体上の5種のSTS markerのプライマーを作製した。
5。^<32>Pを用いたhot PCR productをポリアクリルアミド電気泳動を行い、Allelic imbalanceを接索したが、4のSTS markerにおいてAllelic imbalanceは検出されなかった。
6。今後、症例数を増やし、すべての染色体のおいてAllelic imbalanceを検索する予定である。
7。さらにmicrodissectした正常子宮筋層および筋腫よりRNAを抽出し、Differential Displayを行う予定である。