• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

全身性エリテマトーデスの予知的指標としての特異的遺伝子

Research Project

Project/Area Number 09877460
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

石井 智徳  東北大学, 医学部, 助手 (10282138)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 毅  東北大学, 医学部, 教授 (50110656)
無量井 泰  東北大学, 医学部, 助手 (00241638)
Keywords全身性エリテマトーデス(SLE) / T細胞 / ディファレンシャル、ディスプレイ法
Research Abstract

1.全身性エリテマトーデス(SLE)患者より、疾患活動期、非活動期、および、その父親、母親より末梢血リンパ球(PBL)を得た。これらPBL中のT細胞をHTLV1に感染させることにより不死化し、そこから複数個のT細胞クローンをクローン化した。これらのクローンは全てIL2依存性かつCD3陽性であり最も多くはCD4陽性であった。
2.これらクローンのうちCD3陽性CD4陽性のフェノタイプを持つSLE活動期由来の3クローン、その父由来3クローン、母由来3クローンを無作為に選び出し、そのおのおのよりTotalRNA(tRNA)を抽出した。これらtRNAを用いクローン間でディファレンシャルディスプレイ法を行った。すなわち得られたtRNAよりオリゴdTプライマーを使った逆転写反応にてcDNAを作製し、このcDNAにたいしてラベルしたdTプライマーとランダムな配列を持つ10ベースのプライマーによりPCRをかけた。これらのPCR産物を電気泳動することにより得られたクローン特異的な泳動パターンを9個のクローン間で比較し、SLE由来T細胞に特異的に発現するバンドを10バンド、SLE由来T細胞に特異的に発現が抑制されているバンドを16バンド切り出した。
3.切り出したバンドをプラスミドにサブクローニングし、得られたフラグメントをプローブとしてノーザンブロット、リボヌクレアーゼプロテクションアッセイなどによりRNAレベルでのSLE由来クローンと正常人由来クローンでの発現量の差を検討した。
この結果、SLE由来クローン特異的発現を認める遺伝子のフラグメントを1つ、SLE由来クローンにおいて特異的に発現が抑制されている遺伝子のフラグメントの1つを得た。現在これら遺伝子につき解析中である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi