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1997 Fiscal Year Annual Research Report

天然抗酸化物質のスクリーニングのためのアッセイ系の構築

Research Project

Project/Area Number 09878006
Research InstitutionCollege of Tokyo University of Agriculture

Principal Investigator

安原 義  東京農業大学短期大学部, 栄養学科, 助教授 (90110444)

Keywords抗酸化 / β-カロチン・リノール酸系 / 乳タンパク質加水分解物 / 活性ペプチド / ウシカゼイン / アミノ酸配列
Research Abstract

合成抗酸化物質の代替えとしての天然抗酸化物質の開発研究が盛んに行われている。しかし、スクリーニングに用いられる抗酸化性の評価法は煩雑、長時間が必要とされる。そこで簡便、迅速、安価な抗酸化性の評価法の改良を行い、実サンプルへの応用を試みた。
β-カロチン・リノール酸系による抗酸化性の評価
β-カロチン溶液(1mg/mlクロロホルム)、リノール酸溶液(0.1g/mlクロロホルム)、ツイーン40溶液(0.2g/mlクロロホルム)を作成し、密栓をし、使用時までフリーザ-に保管した。それぞれの溶液150μl、100μl、300μlを100ml三角フラスコ中で混合し窒素気流でクロロホルムを完全に揮発させ、次に30mlの純水に溶解し、リノール酸-β-カロチン溶液を作成した。さらに0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0)2.7mlを加え、静かに撹拌後、マイクロプレートリーダーの10μlの被検液を添加したウエルに200μlづつ加え、50℃の恒温槽に移し、5分および50分におけるO.D.492nmの減少を測定した。BHTを標準液とし、被検液と比較することにより、相対的な抗酸化活性を測定した。
乳タンパク質加水分解物より抗酸化ペプチドの単離
乳タンパク質加水分解物(MIPRODAN 901)1gを5mlの0.1%TFA溶液に溶解し、試料とした。逆相カラム(TSK ODS80TM)を用いて精製を3回繰り返し、活性ペプチドを単離した。これらの活性ペプチドのアミノ酸配列はlle-Asn-Asn,lle-Lys-His-Gln,Ala-Arg-His-Pro-His-Pro,Phe-Gln-Ser-Glnでこれらのアミノ酸配列はウシ カゼインのアミノ酸配列中に見いだされた。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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