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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ジャスダンスにおけるアイソレーション動作の動作ならびに筋電図的研究

Research Project

Project/Area Number 09878017
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

畑野 裕子  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80167585)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡 秀郎  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (10177032)
Keywordsジャズダンス / アイソレーション / 動作分析 / 筋電図
Research Abstract

本研究の目的は、体育科におけるダンスの動作(ジャスダンスにおける胸のアイソレーション動作)について、運動構造を明らかにすることであった。被験者は、ジャズダンスの技術習熟段階の異なる熟練者(インストラクター)、非熟練者(経験者、未経験者)であった。動作の記録方法は、1.動作映像:被験者の脊柱の椎体の棘突起上にマーク(熟練者一名によるX線写真との照合済み)し、ビデオカメラで被験者の背面より撮影・録画し、コンピュータでスティックピクチャーを求めた。計測点:左右肩峰2点,左右腸骨稜2点,脊柱18点(第7頚椎,第1〜第12胸椎,第1〜第5腰椎)2.筋電図記録:データレコーダ(皮膚表面誘導法)に記録された筋活動電位変化をA/D変化し、パーソナルコンピュータで分析した。(被験筋:固有背筋上の5点,第3,第6,第9,第12胸椎(T3,T6,T9,T12)、第3腰椎(L3)をはさんだ左右合計10点)。
〈結果・考察〉スティックピクチャーによる動作分析結果から、熟練者は脊柱を湾曲させて平行に動かしていることが明らかになった。しかし、非熟練者については、このような湾曲は認められなかった。筋電図結果をみると、熟練者は、右方向にアイソレーション動作をした際には、左のT3〜T9、右のL3に大きな放電がみられた。この放電は、スティックピクチャーの脊柱の動きに、湾曲が出始めたころからその放電も大きくなっていた。このことから、左のT3〜T9の筋群は、脊柱の左屈曲に直接関与していると考えられる。また、左右両方の動作においてもL3に放電が認められ、これは、腰の固定に作用しているとともにT12からL5にかけての湾曲を形成するためのものであると考えられる。今回、以上のように、萌芽的な分析・検討を行うことができた。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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