1998 Fiscal Year Annual Research Report
映像によるスポーツ・イメージの形成に関する実証的・理論的研究
| Project/Area Number |
09878020
|
|---|
| Research Institution | Sendai University |
|---|
Principal Investigator |
平田 忠 仙台大学, 体育学部, 助教授 (10173238)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂根 治美 仙台大学, 体育学部, 講師 (40187026)
小松 恵一 仙台大学, 体育学部, 助教授 (40178356)
|
|---|
| Keywords | スポーツ / 映像 / イメージ形成 / マスメディア |
|---|
| Research Abstract |
平成10年度は、これまでの準備的段階から研究を本格化すべく、以下の点を重点的に取り上げた。
1. 昨年に継続して、スポーツ写真のデータベース化を推し進めた。その場合、多岐にわたる検索項目を設定し、CD-ROMとしてさまざまな検索が実行できるように努めた(これはまだ途上にある)。
2. 日本体育大学、国会図書館で研究資料の調査を行った。スポーツ科学関連の雑誌のみならず、社会学、哲学、心理学の分野で基礎文献のコピーを手に入れた。
3. それらを含めこれまでに収集した文献を、共同研究者がそれぞれ分担して読み、その概要を定期的に報告しあい討議した。
4. スポーツ・イメージにかんする調査を仙台地区における大学生を対象に実施した。その結果と分析は、数ヶ月後に論文としてまとめられる予定である(平田)。
5. 映画におけるスポーツの取り上げられ方について、共同で討議を重ね、その一部を論文として発表した(坂根)。
6. 現代におけるスポーツの動向は、現代社会の在り方を離れて論ずることはできない。そうであるとすれば、まずスポーツ映像といういわば特殊現象を見据えながらも、社会全体にたいする視野を確保しておかなければならない。そうした意味で、社会構造とスポーツとの関係、さらにはスポーツにおける映像の意味という三段構えの枠組で研究を展開した(小松)。
|
