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1998 Fiscal Year Annual Research Report

重度言語障害児のためのパーソナルコンピュータ用会話エイドシステムのモデル開発

Research Project

Project/Area Number 09878036
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

小島 哲也  信州大学, 教育学部, 助教授 (80153534)

Keywords言語障害 / パーソナルコンピュータ / 会話エイド / 補助代替コミュニケーション / ソフトウェア
Research Abstract

本研究の目的は、小島哲也らが開発を進めてきたパーソナルコンピュータ用会話エイドソフトウェア(PICOT)を基本にして、重度言語障害児(者)の補助コミュニケーション機器として利用可能な会話エイドのモデルシステムを開発することにある。
本年度は、まず、昨年度に引き続いてPICOT(Ver.2.0)の音声フィードバック機能に関する実験的評価を行い、ほぼ予想通りの結果を得た。つまり、健常児20名(小学校1年生の男女、各10名)を対象に図形シンボルの語順再生課題を実施した結果、項目再認率と語順再生率において、問題刺激の確認時に呼称の音声フィードバックが与えられる条件のほうが、機械音のフィードバックしか与えられない条件よりも有意に高くなること、また、選択反応時間において前者の条件のほうが後者の条件よりも有意に短くなることが示された。この事実は、呼称による音声フィードバックが図形シンボル系列の記憶処理における認知的負荷を小さくすることを示唆しており、会話エイドとしてのPICOTに備わっている音声フィードバック機能の有効性を示すデータとして評価できよう。なお、以上の研究成果は第1回アジア太平洋音声言語聴覚学会(香港大学、平成10年10月2日)において発表した。この他、来年度に実施予定の補助ソフトウェア開発のための予備作業として、(1)ライブラリーに登録する語彙項目の選定、(2)語彙項目の図形シシボルによるデザイン、を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 小島哲也: "AACの臨床に求められるもの-行動分析学における最近の研究動向から" 聴能言語学研究(日本聴能言語学会誌). 16巻・1号 印刷中. (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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