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1997 Fiscal Year Annual Research Report

コンピュータ分析によるESP教材、教授法の開発

Research Project

Project/Area Number 09878047
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

鳥飼 慎一郎  立教大学, 大学教育研究部, 助教授 (90180207)

KeywordsESP / アメリカ合衆国憲法 / コンピュータ / 使用語総数 / 異語総数 / 専門用語 / 一般語彙 / コンコーダンス
Research Abstract

すでに、アメリカ合衆国憲法を研究するうえで極めて重要な185の憲法判例をコンピュータに入力し終えた。185の判例の使用語総数は686,489語、異語総数は20,404語である。本研究で最も注目している使用頻度が100回以上の異語は790語で、その延使用回数は526,499回、使用語総数全体に占める場合は76.6%である。
これら790語全てにわたり詳細に検討した結果、
(1)アメリカ憲法判例における語彙の使用形態は、一般の英語と比べかなり特殊である
(2)法律の専門用語が高頻度で使用されている
(3)形のうえでは一般的な語彙が専門的な意味で使用されている
(4)日本の中学で学習するような基本語彙の使用頻度が極めて低い
(5)一般の語彙使用では見られないようなコロケーションで多いなどの語彙的特徴がこれまでに判明している。日本人学習者が憲法判例を研究するうえで、このような判例独特の語彙の使用形態が英文理解の障害となっていることは明らかであり、ESP教材を作成するに当たってはこれらの点に十分な配慮をする必要がある。
現在は、上記の790語を中心にした『アメリカ憲法判例を読むための英語辞書』(仮称)の原案を作成中である。本年度は、これまでの成果を複数の学会で発表するとともに、同じ政治学でも分野および表出方法の異なる英文を入力し、両者の比較を試む予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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