1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09878054
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
安田 正実 千葉大学, 理学部, 教授 (00041244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
種村 秀紀 千葉大学, 理学部, 助教授 (40217162)
田栗 正章 千葉大学, 理学部, 教授 (10009607)
中神 潤一 千葉大学, 理学部, 教授 (30092076)
蔵野 正美 千葉大学, 教育学部, 教授 (70029487)
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Keywords | 多段決定過程 / マルコフ決定過程 / ファジ-関係 / 単調推移 / 最適停止問題 / 効用関数 / 最適化基準 |
Research Abstract |
多段決定過程の最適化構造を調べるのに、最も完成されたモデルはマルコフ決定過程である。我々は、このモデルの中にファジ-構造を導入しつつ、新たに派生した多段決定過程の構造を研究することを目的としている。 本年度の研究では、応用上重要である最適停止問題に焦点を置き、研究を行った。本年度発表した基礎研究のうち主なものは、つぎの3編である。ファジ-状態の線形推移を単調性を持つ推移に拡張し、従来の結果を含む極限の解析を行った(学術論文)。一般の効用関数を持つマルコフ決定過程(学術論文)及び最適停止問題(学術論文)において、最適方程式を導き、その性質を考察した。 現在は、ファジ-数の多次元化を行うため、最適化問題を研究しているグループと連絡をとりながら、半順序での最適基準の研究中である。またこの過程で得られた結果は、そのつど、春秋の数学会と京都数理解析研究所の研究集会などで発表している。特に、1998年度春の数学会で、吉田祐治氏が特別講演を予定している。 これらの研究と論文の作成にあたり、研究集会及び研究打ち合わせの旅費、マイコン・ワークステーションの環境整備等の補助金に感謝致します。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] H.Tanemura: "Uniquebess of Dirichlet forms associated with systems of infinitly many Brounian balls in IRd" Probability Theory and Related Fields. Vol.109. 275-299 (1997)
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[Publications] H.Yoshida 他1名: "Solution of a Drichlet problem on a cone with contipuous data" Journal of Japan Mathematical Society. Vol.50 No.1. 71-93 (1998)
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[Publications] H.Yoshida 他1名: "Harmonic functions in a cone which vanish on the boundary" Mathematishe Nachriten. To appear.
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[Publications] I.Miyamoto 他1名: "On Nownd summability of Legendre series" Mathematica Japonica. Vol.46 No.2. 349-356 (1997)
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[Publications] A.Hashimoto: "Maximization of covelation coefficient under quadratic constraint" Proc.of 6th china-Japan symposium on Statistics. 64-67 (1997)
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[Publications] J.Wang: "A dynamic bootstrap approach to long itudinal data analysis" Proc.of 9th korea and Japan Joint Conference of Statistics. 114-119 (1997)