1997 Fiscal Year Annual Research Report
光学的手法による炉心内直視型原子力プラントモンタリングシステムに関する基礎研究
Project/Area Number |
09878092
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中沢 正治 東京大学, 大学院・工学系・研究科, 教授 (00010976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 英治 東京大学, 大学院・工学系・研究科, 助手 (00270885)
高橋 浩之 東京大学, 大学院・工学系・研究科, 助教授 (70216753)
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Keywords | ふっ素ドープ光ファイバー / イメージガイド / 赤外線カメラ / 色補正 / γ線 / 中性子 / 放射線誘起損失 |
Research Abstract |
運転中の原子力プラトンへも適用可能な直視型モニタリングシステムの開発を目指し、基礎的な研究を行っている。 今年度は、ふっ素ドープ光ファイバーの耐放射線性について、^<60>Co_γ線源、及び高速中性子源炉「弥生」を用いて評価した。ふっ素ドープ光ファイバーの耐放射線性は非常に高いが、中性子照射時にはγ線照射時に見られるような損失の飽和傾向が確認できず、中性子のある場所での使用には注意が必要であることが示された。 可視域よりも近赤外域の方が損失増加が小さく、赤外線カメラを用いるシステムの妥当性が確認できた。しかし、従来の構造のイメージガイドで近赤外光を用いると、ピクセル間に光の洩れが問題となることが分かった。今後、赤外システム用のイメージガイドの設計、製作を行う予定である。また、次年度には可視域の光を用いる色補正システムの構築を行う予定である。
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