1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09878096
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
疇地 宏 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (90135666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 光男 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助手 (70201663)
宮永 憲明 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (80135756)
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Keywords | 放射線計測 / レーザーゲート |
Research Abstract |
従来の受動的な放射線計測とレーザーによる能動計測の融合としで,レーザーゲート法を考案した. レーザーゲート法の原理は,まず中性子やγ線などの放射線に対して荷電粒子を生成する反応断面積が大きく,光に対して透明な物質を検出器とする.放射線は検出器中の物質と反応し荷電粒子を生成し,そのトラックの近傍の屈折率変化を引き起こす.この検出器にレーザー光を照射するとトラック近傍を通過した光の成分が屈折と回折により光の進行方向が曲げられる.透過光の光路上に高調波発生用のKDP結晶を設置し,その角度のチューニングをわざとずらし,高調波発生効率をゼロに近づけておく.放射線信号のある場合にのみ高調波光が発生する.これをストリークカメラ等で観測する.この方法の特徴は,光のレベルでゲートをかけるため,原理的に非常に高速なゲーティングが可能となることである. 今年度はレーザーゲート法の原理的可能性を調べるための準備としてYAGレーザーの調整を行った.
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