1997 Fiscal Year Annual Research Report
水素およびヘリウム同位体用分子ふるい膜合成の可能性
Project/Area Number |
09878097
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西川 正史 九州大学, 工学部, 教授 (90026229)
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Keywords | 分子ふるい / 水素同位体 / 低温吸着 |
Research Abstract |
液体窒素温度に冷却される流通式ゼオライト充填塔方式の低温吸着実験装置を作成した。引き続き、水素を試料ガスとしてモレキュラーシ-ブ3A,4A,5Aおよび活性炭への低温吸着実験を行った。その結果次の様に実験的結論を得た。 1.モレキュラーシ-ブ3A(ミクロ孔径3A)には水素は吸着しなかった。従って水素分子を通過させるためにはふるい径は3A以上でなければならないことが確められた。 2.モレキュラーシ-ブおよび活性炭への水素の吸着式は2種類の吸着活性サイトの存在を考えたLangmuir式によって精度良く代表させることができた。
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