1997 Fiscal Year Annual Research Report
両親媒性分子の物理と化学(ゴルドン研究会議)の企画調査
Project/Area Number |
09894021
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Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
末崎 幸生 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (80069484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 悠 九州大学, 理学部, 教授 (20022626)
岡林 博文 名古屋工業大学, 応用化学科, 教授 (30024293)
砂本 順三 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (80037811)
白浜 啓四郎 佐賀大学, 理工学部, 教授 (50039252)
川崎 恭治 中部大学, 工学部, 教授 (40037164)
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Keywords | 吸着単分子膜 / ラングミューア単分子膜 / ミセル / ベシクル / マイクロエマルション / 液晶 / 高分子会合体 / ゲル |
Research Abstract |
表記の「両親媒性分子の物理と化学」という新しいテーマで、ゴルドン研究会議(GRC)を日本において開催することを目的として、企画及び調査研究を遂行した。両親媒性分子に関わる物理と化学の専門家を網羅した研究分担者と、さらに必要に応じて加わってもらった研究者によって、セッションの項目を検討し、招待講演者、総合司会者、開催日時と場所の仮決定を行った。以下、その経過を報告する。 1)当該ゴルドン研究会議の議長(chairman)として、研究分担者の一人である砂本順三氏(京大・院・工)に就任要請と事前協議のため6月に研究代表者(末崎)が京都大学へ出張し、砂本順三氏の議長就任の内諾を得た。 2)6月に、全体班会議開催のための予備会議を九州大学で行い、砂本順三氏の議長就任を決定した。セッションの項目の案としては、概念や研究方法論を軸とするものではなく具体的な物質や形態を切り口としたものとして、吸着単分子膜、ラングミューア単分子膜、ミセル、ベシクル、マイクロエマルション、液晶、高分子会合体、ゲル、工業的応用、の9つのセッション案を作り全体会議に計ることとした。本会議の前後にプレとポストの研究会議を開催することも決定した。 3)8月と10月及び平成10年1月に全体班会議を行い、議長決定とセッション案が承認され、各セッションの分担を決め各自の企画調査を経て、具体的な招待講演者とセッションの司会者の検討と決定に至った。開催日時は平成11年9月26日から10月1日まで、花王霞ケ浦研修所を予定候補地とした。 4)砂本と未崎は2月にアメリカでGRCの本部議長であるストーム博士と会談し、GRC日本開催についての仮提案を示し、開催の可能性について意見を聴いた。ストーム博士からは会議内容については正式の審査委員会が判断するのでこの場での意見は述べないが、開催場所は民間の施設でなく国の施設を使うことを希望している旨の発言があり、開催場所については今後再検討することとした。
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