1997 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア諸河川の水文資料集の作成とその水文学的特性に関する比較研究
Project/Area Number |
09895012
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
山田 正 中央大学, 理工学部, 教授 (80111665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 聡之 九州大学, 工学部, 助手 (50136537)
清水 康行 北海道大学, 工学部, 助教授 (20261331)
川原 能久 東京大学, 工学部, 助教授 (70143823)
堺 茂樹 岩手大学, 工学部, 助教授 (80091643)
道上 正規 鳥取大学, 工学部, 教授 (10027245)
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Keywords | 東アジア諸河川 / 治水・利水 / 援助 / 河川・水文資料の整備 / 研究者間の情報交換 / データベース化 |
Research Abstract |
本年度は、日本国内の主要河川(109水系)の水理・水文特性の把握,資料収集および水文資料集作成のための(1)調査研究態勢の確立、(2)今後の研究方針の決定、および(3)既存資料の収集・現地調査を行った。その成果を要約すると以下のようである。今後10年間を目標に日本全国109水系の水文資料集を作成する(一冊/一水系)。最終的な水文資料集には、治水・利水に関する情報のみならず文化、管理組織、レジャー等の様々な観点からの情報が集約されることから、調査研究のキーパーソンとして、本研究組織の構成員、全国のリバーカウンセラ-、地方の若手大学研究員、郷土史家、国、地方自治体の河川管理者等が共同でこれにあたることに決した。各水系ごとに適任者を選定し、定期的な研究会・意見交換会・現地調査を計画的に行う。情報源には国、地方自治体の河川管理者が有する資料・パンフレットや郷土史、書籍、観光情報等の既存資料をあて、それらの体系化を図る。なお、研究代表者の山田は、河川情報公開に関する検討委員会(建設省)委員長であり、こられの情報収集は、情報公開の一環として行われるものである。水文資料集の作成に際しては、情報の質に応じて書簿体とするか、電子情報(インターネットによる公開)に止めるかの選定を行うが、原則的には全て書籍体とする。内容・様式については、全国一律とはせずに努めて地域色を盛り込んだ形で編纂するものとする。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 山田 正: "山地小流域の流出特性に与える地形特性の効果" 第52回年次学術講演会講演概要集 第2部. 314-315 (1997)
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[Publications] 山田 正: "採石場における濁水の流出特性と沈殿池の効果" 第25回関東支部技術研究発表会講演概要集. 230-231 (1998)
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[Publications] 山田 正: "山地小流域の降雨流出特性に関する考察" 第25回関東支部技術研究発表会講演概要集. 242-243 (1998)
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[Publications] 山田 正: "荒川下流域における塩水遡上特性と無酸素水塊の流入形態" 第25回関東支部技術研究発表会講演概要集. 224-225 (1998)
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[Publications] 山田 正: "荒川における水質の時・空間分布特性に関する研究" 第25回関東支部技術研究発表会講演概要集. 316-317 (1998)