2009 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアと北欧における革新的若者支援取組及びカウンセリングの比較社会政策的研究
Project/Area Number |
09F09017
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
落合 恵美子 Kyoto University, 文学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TOIVONEN Tuukka 京都大学, 文学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 若者問題 / 社会的排除 / activation / キャリア教育 / ニート / フリーター / 家族政策 / ワークライフバランス |
Research Abstract |
当研究プロジェクトは21年9月末より22年3月末まで、研究目的に沿って進められてきた。特に、投稿論文や書籍の作成においてプロジェクトが進行している。Toivonen分担者が合計四件の論文(共著二件含む)を国際的学会誌に投稿し、現在査読中である。さらに、二冊の書籍(共著を一件含む)をRoutledgeより出版に向けて調整中である。 また、共同研究の基本的な方向性が確認できた上、Toivonenの「若者の社会的排除と社会的包摂の政策」に関する研究がさらに発展しており、22年度においていくつかの学会論文や投稿論文においてその成果が発揮されることが期待できまる。同時に、Toivonenは、次の本格的な社会調査プロジェクトの構想をも徐々に準備作成しており、若者層における「モチベーション」の変化を社会学的に、かつ社会心理学的に研究するのがその暫定的なテーマとなった。 これらのすべての研究は学問的にも社会的にも意義の深い研究となる。どの先進国でもおきている「学校から職業への移行」の複雑な変貌を、日本に焦点を当てながら多面的に(政策・労働市場・キャリア教育・「若者問」題議論・家族・個人の特徴の側面を含めて)調査をした。こういった研究は少なく、当プロジェクトが今後の政策作成にもユニークな貢献ができるものとなる。査読済みの論文(2011年まで出版見込み) Promoting Gender Equality, Birthrates, or Human Capital? Germany, Japan and Family Policy Discourse', a book chapter for the forthcoming volume Imploding Populations, edited by Florian Coulmas(German Institute for Japanese Studies).
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Research Products
(1 results)