2010 Fiscal Year Annual Research Report
ガーナでの土地利用/土地被覆変化の評価のためのGISとリモートセンシングの統合
Project/Area Number |
09F09778
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
武内 和彦 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 副機構長
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ANTWI Effah Kwabena 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 外国人特別研究員
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Keywords | フィールドワーク / 土地利用調査 / データ収集 / ワークショップ / 画像解析 / 炭素密度計測 / 食料安全保障評価 |
Research Abstract |
2010年度の予算は、主に、国内・国外への研究旅行、フィールドでの機器購入、ラップトップの電池や電子書籍購入などにあてた。具体的な研究活動は以下のとおりである。 1、文献調査 ガーナのさまざまな土地利用タイプにおける炭素計測、地域コミュニティの脆弱性評価に基づく地理空間手法、食料安全保障評価や生物多様性と土地利用変化に関する広範囲な文献を調査した。 2、ガーナでのフィールド調査(2010年2月14日-3月13日) (1)フィールドレベルでのデータ収集とそのための政府・非政府協力機関との会合を行った。森林、サバンナ、生態系移行地域における土地利用変化の分類を行い、脆弱性・回復力評価を進めた。特に、気候変動の影響を強くうけるガーナ北部において食料・環境・社会変化に対する脆弱性を調査、コミュニティの住民および専門家へのインタビューを終えた。 (2)将来のさらなる研究プロジェクトの協力者との議論およびアフリカにおける持続可能な教育(ESDA)プログラムのガーナにおけるワークショップに貢献した。そこで、ガーナ気象庁、国立防災機関、農水省、土地・自然資源省、環境科学技術省などがデータ提供を約束してくれ、現行政策についての理解も深めることができた。 3、国連大学の活動への貢献 国連大学の気候・生態系変動適応研究のための大学間ネットワーク(UNCECAR)大学院コースおよび国連大学の職員に向けて、地理情報システム(GIS)に関する講義を行った(2010年9月および2011年3月)。国連大学の推進する里山イニシアチブにも参加、ガーナ研究との比較のための見地を深めた。
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Research Products
(4 results)