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2010 Fiscal Year Annual Research Report

メディアアート「再考」―ヴィデオアートを中心に

Research Project

Project/Area Number 09J00355
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

太田 純貴  京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)

Keywordsヴィデオアート / メディアアート / ドラッグカルチャー / ナム・ジュン・パイク / メディアシティ・ソウル / 光州ビエンナーレ / メディア考古学 / 共感覚
Research Abstract

平成22年度の主な研究業績は、フィールドワーク、口頭発表と論文、翻訳の三点である。
フィールドワークは、採用一年次に予定していたナム・ジュン・パイクアートセンター(ソウル、韓国)での調査及び、メディアアートのフェスティヴァルである「メディアシティ・ソウル」(ソウル、韓国)、光州ビエンナーレ(光州、韓国)への参加である。ナム・ジュン・パイクアートセンターでは、メディアアート、ヴィデオアートの祖とされるパイクの作品の調査を行った。上記のフェスティヴァルに関してはメディアアート作品の分析及び、カタログなど文献資料の収集も合わせて行った。これらのフィールドワークの研究成果は、最先端の動向(作品と理論)の把握、芸術作品(主にパイク)の調査である。帰国後には京都大学でアウトリーチ活動として、これらの報告会を行った。
口頭発表と論文では、ヴィデオアートと同時代の歴史的社会的文脈との関わりを分析した。具体的にはヴィデオアートとドラッグカルチャーとの関連性について議論を行った。特にLSDがもたらした感覚や意識の変容が、ヴィデオアートにおいても表象され、その際に生じるのが共感覚的な感性的体験ではないかということを、具体的にはリンダ・ベングリスの作品分析を通して、口頭発表および論文による理論的考察を行った。
翻訳は、メディア考古学に関する英語論文と、英語で執筆された思想事典の項目のいくつかを担当した。前者は、書籍に収蔵されることが決定しており、日本では紹介の薄いメディア考古学という手法を導入するための端緒となる論文になると思われる。後者は、事典という性質上、哲学、美学など様々な理論的なアプローチを行うための基礎的な資料となることが考えられる。

  • Research Products

    (4 results)

All 2011 2010 Other

All Journal Article (1 results) Presentation (2 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] ヴィデオアートとLSD-リンダ・ベングリス"NOW"を中心に-2011

    • Author(s)
      太田純貴
    • Journal Title

      神戸大学美学芸術学論集(神戸大学芸術学研究室)

      Volume: 第七号 印刷中

  • [Presentation] ヴィデオアートとLSD2011

    • Author(s)
      太田純貴
    • Organizer
      神戸大学大学院教育改革支援プログラム
    • Place of Presentation
      神戸大学(兵庫)(招待講演)
    • Year and Date
      2011-01-29
  • [Presentation] タイムマシン/タイムトラヴェルにおける身体-H.G.ウェルズ『タイムマシン』を中心に2010

    • Author(s)
      太田純貴
    • Organizer
      日本記号学会
    • Place of Presentation
      京都大学(京都)
    • Year and Date
      2010-11-13
  • [Remarks] で順次公開予定

    • URL

      http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics/people/index.html

URL: 

Published: 2012-07-19  

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