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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ショウジョウバエの味覚受容における匂い分子結合タンパク質の機能解析

Research Project

Project/Area Number 09J06539
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

原田 枝里子  首都大学東京, 理工学研究科, 特別研究員DC1

Keywordsキイロショウジョウバエ / 匂い物質結合タンパク質 / 組換えタンパク質 / in vitro結合度解析 / 質量分析
Research Abstract

これまでの行動解析により、キイロショウジョウバエの匂い物質結合タンパク質は脂肪酸の味覚受容に関わることを示した。本研究では、匂い物質結合タンパク質が生体内においてどのような機能を持ち、どのように行動へ影響を与えるのかを解析するため、in vitro結合実験によってこのタンパク質とリガンド間の相互作用を解析することを目指している。本年度は、昨年達成できなかった組換えタンパク質の合成に着手した。昨年度までの方法では安定した回収ができず、目的としていた3種類のうち1種類のみでしか組換えタンパク質を回収できていなかった。今年度は3種類すべてにおいて安定した回収方法の確立に成功した。これらの組換えタンパク質は封入体として合成し、可溶化・再生によって回収しているが、この方法の場合、得られたタンパク質が正しく巻き戻しされているか調べる必要がある。そこで他研究室・他研究機関へ協力を要請し、液体クロマトグラフィー質量分析器およびマトリックス支援レーザー脱離イオン化法を用いた解析より、得られたタンパク質は予想される構造を持つことを確認した。最後に、本来の研究目的であるin vitro結合度解析の機械セットアップ、および測定条件の検討をおこなった。結合度解析には、相互作用を評価するための蛍光光度分光計を用いる方法と、結合度の定量を目的としたガスクロマトグラフィー質量分析器を用いる方法を計画している。本年度は、過去の文献をもとに、両者の方法について評価方法を確立した。今後はタンパク質と化合物間の結合度を測定し、匂い物質結合タンパク質の生体内における生化学的性質を明らかにしていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 遺伝子重複により生じたショウジョウバエの匂い物質結合蛋白質OBP57dおよびOBP57eの機能分化2010

    • Author(s)
      中川準
    • Organizer
      第12回日本進化学会
    • Place of Presentation
      東京(大岡山)
    • Year and Date
      2010-08-13

URL: 

Published: 2012-07-19  

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