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1999 Fiscal Year Annual Research Report

北西海岸インディアンの開発人類学的研究

Research Project

Project/Area Number 10041029
Research InstitutionHokkaido Tokai University

Principal Investigator

岡田 淳子  北海道東海大学, 国際文化学部, 教授 (80050780)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 益子 待也  金沢学院大学, 文学部, 教授 (30209423)
岡田 宏明  北海学園大学, 人文学部, 教授 (50002283)
Keywords北西海岸インディアン / 開発人類学 / キリスト教化 / 伝統と再生 / 母系社会 / ポトラッチ / 先住民と観光 / 生業戦略
Research Abstract

1)8月から9月にかけ、2名(岡田淳・岡田宏)が、12月から1月にかけ1名(益子)がアラスカ州アネット島のメトラカトラとB.C.州プリンス・ルパート地区で、昨年に引き続き現地調査を行った。
2)メトラカトラでは、3日3晩連続して開かれた慰霊祭、いわゆるメモリアル・ポトラッチに参加することができた。主にチムシアン式、部分的にはキリスト教式に行われたこの重要な儀礼には、コミュニティのほぼ全員が参加した。この70年ぶりの儀礼をビデオに収めた。
3)去年に引き続いての調査で、友人も多く村議会の承認もあって、一般には見られないダンカン関係資料、現在の住民に関する情報などを入手できた。住民の心の動きを知ることができたのは貴重である。
4)プリンス・ルパート地区では、アラスカに移住する前のメトラカトラ村とポート・シンプソンを訪れ、1800年代後半の住民に関する洗礼その他の記録を収集した。またプリンス・ルパートの古文書館でも、メトラカトラ村の変遷の実態を知る資料を手にすることができた。
5)ポート・シンプソンでは、長老に面接して過去から現在に至る生活の話を聞き、古きよき時代の面影を残した町並みも実見した。
6)アンカレッジでは、オープンしたアラスカ先住民文化遺産センターで、アラスカ各地の先住民の伝統芸能と工芸の実演を観察し、アラスカ大学アンカレッジ校の研究者たちと情報・意見を交換した。
7)現地協力者P.Schulte教授を招聘し、札幌で研究成果の一部を発表していただき、日本の若い研究協力者には、今年もメトラカトラの観光事業について調査を担当してもらった。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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