2000 Fiscal Year Annual Research Report
海外の博物館・美術館における日本展示の基礎的研究-日本は如何に展示されてきたか-
Project/Area Number |
10041053
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
栗田 靖之 国立民族学博物館, 博物館民族学研究部・部長(教授) (50111084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 憲司 国立民族学博物館, 博物館民族学研究部, 教授 (10192808)
近藤 雅樹 国立民族学博物館, 民族学研究開発センター, 教授 (40225628)
端 信行 国立民族学博物館, 博物館民族学研究部, 教授 (90044742)
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 先端民族学研究部, 助教授 (60214772)
木下 直之 東京大学, 人文社会系研究科, 助教授 (30292858)
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Keywords | 博物館 / 美術館 / 表象 / 日本文化 / 展示 |
Research Abstract |
今年度の現地調査は、今までに調査されていない東南アジアとロシア、追加調査の必要な北米、韓国で重点的におこなった。主な調査先を以下にまとめる。 ・タイ:アユタヤ歴史研究センター、JEATH戦争博物館、第二次世界大戦博物館ほか ・マレーシア:国立博物館、国立歴史博物館ほか ・シンガポール:シンガポール歴史民俗館、シンガポール歴史博物館、アジア文明博物館ほか ・中国(ホンコン):ホンコン文化博物館、ホンコン歴史博物館ほか ・ロシア:エルミタージュ美術館、人類学・民族学博物館、科学アカデミー東洋研究所ほか ・アメリカ:シアトル・アジア美術館、バーク博物館、全米日系人博物館ほか ・カナダ:カナダ日系人博物館、ブリティッシユ・コロンビア大学人類学博物館ほか また、東アジア・東南アジアにおける日本展示の比較対象として、沖縄における歴史展示の調査もおこない、情報の集積につとめた。 これらの現地調査を基に、研究代表者および分担者は各々、文化について、展示・展示物について、博物館・美術館について、そのほか多方面からの論考を平成10年度、11年度に引き続き発表している。3年間にかけておこなった調査の研究成果の総まとめとして、報告書作成の準備を進めている。
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Research Products
(25 results)
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[Publications] 立平進: "済州島と長崎県及び九州西北部の位置関係"済州学会誌. 32・2. 27-39 (2000)
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[Publications] 立平進: "釜山学校博物館"歴史九州. 11・1. 20-21 (2000)
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[Publications] 立平進: "釜山市立博物館"歴史九州. 11・2. 22-23 (2000)
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[Publications] 立平進: "釜山市立福泉博物館"歴史九州. 11・3. 22-23 (2000)
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[Publications] 立平進: "東亜大学校博物館"歴史九州. 11・4. 20-21 (2000)
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[Publications] 立平進: "国立中央博物館"歴史九州. 11・5. 18-19 (2000)
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[Publications] Kenji Yoshida: ""Tohaku" and "Minpaku" within the history of modern Japanese civilization : Museum Collections in Modern Japan"Japanese Civilization in Modern World XVII Collection and Representation. No.542. 77-105 (2000)
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[Publications] Kenji Yoshida: "Ethnographic Exhibitions Today"Crossing Cultural Borders 14^<th> International Symposium at the International Research Center for Japanese Studies. (近刊行). (2001)
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[Publications] Eisei Kurimoto(編)Kenji Yoshida: "Re-Exhibiting Africa : From the Images of Other Cultures Exhibition"State, Nation and Ethnic Relations III Rewriting Africa : Towards Renaissance or Collapse. JCAS Symposium Series14(近刊行). (2001)
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[Publications] 木下直之: "展示におけるレプリカ〜戦争博物館の虚と実?"武庫川女子大学生活美学研究所紀要. 10号. 15-25 (2000)
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[Publications] 木下直之: "近代日本の城"近代画説. 9号. 80-99 (2000)
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[Publications] 園田直子: "フランスの博物館・美術館にみる新しい傾向"国立民族学博物館調査報告16 新しい展示技法の開発と子どもと博物館のコミュニケーションに関する研究. 149-160 (2000)
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[Publications] 園田直子: "ベトナムでの博物館学セミナーを終えて-博物館学の国際交流-"民博通信. 90号. 146-151 (2000)
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[Publications] 園田直子: "世界のさまざまな文化に出会える博物館-国立民族学博物館の展示と活動-"初等科教育資料. 723号. 70-71 (2000)
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[Publications] 園田直子: "ボストンで出会った日本"月刊みんぱく. 24・7. 16 (2000)
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[Publications] Tomoko Masuya: "Persian Tiles on European Walls-Collecting Hkhanid Tiles in Nineteenth-Century Europe"Ars Orientalis. 39-54 (2000)
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[Publications] Tomoko Masuya: "A Study of Jean Chardin's Description of Isfahan by Masashi Haneda"Iranian Studies. 32・3. 440-441 (1999)
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[Publications] 栗田靖之: "みんぱく電子ガイド"千里文化財団. 64 (2000)
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[Publications] 網野善彦,立平進 ほか: "日本民俗写真体系(6)東シナ海と西北九州"(株)日本図書センター. 197 (2000)
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[Publications] 立平進 ほか: "長崎県文化百選(6)海外交流 編"長崎県県民生活環境部県民生活課. 237 (2000)
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[Publications] 吉田憲司(編): "国際シンポジウム 近代文明とタイム・カプセル報告書"国際シンポジウム 近代文明とタイム・カプセル実行委員会. 251 (2000)
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[Publications] Edited by John Mack Kenji Yoshida 他共著: "Africa Arts and Cultures"British Museum Press. 224 (2000)
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[Publications] 金田晉(編)吉田憲司 他共著: "芸術学の100年 日本と世界の間"(株)勁草書房. 212 (2000)
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[Publications] 木村重信,吉田憲司(共著): "木村重信著作集 第四巻 民族芸術学"(株)思文閣出版. 504 (2000)
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[Publications] 吉田憲司(編): "地球をぐるり-世界の仮面〜不思議な変身の道具たち〜"堺市博物館. 32 (2000)