2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10041066
|
Research Institution | NAGOYA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
加藤 雅信 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70009819)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 幹雄 桐蔭横浜大学, 法学部, 助教授 (40257423)
岡田 幸宏 三重大学, 人文学部, 助教授 (10224031)
太田 勝造 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40152136)
藤本 亮 活水女子短期大学, 一般教育, 助教授 (80300474)
野口 裕之 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (60114815)
|
Keywords | 契約意識 / エジプトの契約意識 / イスラエル人の契約意識 |
Research Abstract |
エジプト調査については、エジプト文部省からの許諾が得られず、現在のところ、1999年度に収集した約600サンプルにとどまっている。継続して許諾を得られるようアプローチしているが、見通しはついていない。研究会メンバーのうち2名が、11月から12月にかけ、イスラエルに出向いて、各大学の関係者と連絡を取りながら、大学生対象の調査を実施し、1460ケースのデータを収集した。また、スウェーデンの研究者と連絡を取り、スウェーデンの大学での調査を依頼することができた。このデータは2001年3月現在、日本へ向け、郵送中である。 本年度は研究プロジェクトの最終年次にあたり、全体の報告書を作成するため、これまでに収集した20ヶ国(地域)のデータ(約23000ケース)を整理、統合するための作業を2000年4月より継続して行っている。高等教育システムや事情の異なる国ごとに調査をするため、調査票のフェイスシートは、国によってことなり、また準実験計画法を用いているため、調査票は各国につき4〜16のバージョンに分かれている。このように複雑な設計をしているので、データ統合作業で誤りが生じないように慎重に作業を進めてきた。これまでに入力準備したすべてのデータセットにつき、オリジナル調査票との照合作業を再度行い、必要なものについては再入力を行った。そのため、予定以上に時間がかかってしまったが、データセットとしてより十全なものとすることができた。スウェーデンデータが入力・クリーニングが終わった時点で、統合作業が完成するように準備ができており、これをもって、基本的な記述統計の報告書を作成する。 その後、パラメトリックならびにノンパラメトリックな多変量解析手法も含めた、より高次の分析をすすめ、本研究プロジェクトの全体報告書を2001年12月をめどに出版する予定である。
|