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1998 Fiscal Year Annual Research Report

植物の周南極分布の起源に関する総合研究

Research Project

Project/Area Number 10041180
Research Category

Grant-in-Aid for international Scientific Research

SectionField Research
Research InstitutionChuo University

Principal Investigator

西田 治文  中央大学, 理工学部, 教授 (30164560)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ARMAND Rakot  Tananaribo大学(マダガスカル), 教授
朝川 毅守  千葉大学, 理学部, 助手 (50213682)
瀬戸口 浩彰  京都大学, 総合人間学部, 助教授 (70206647)
村上 哲明  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60192770)
湯浅 浩史  (財)進化生物学研究所, 研究員 (10072620)
Keywordsゴンドワナ / マダガスカル / レユニオン / 植物 / 分類地理 / 系統 / 南半球 / 周南極分布
Research Abstract

平成10年度はマダガスカル及びレユニオンで植物化石と現生植物の特定群の採集調査を行った。
マダガスカル
西田、朝川は研究協力者ベサラ・ジョスラン、ヌルベル・クラウディン(タナナリブ大学院生)とともにムルンダバ周辺のペルム紀から白亜紀の地層を調査し、白亜紀後期の炭酸カルシウム質の材化石の新産地を発見し、材化石を採集した。また、ペルム紀のグロッソプテリス葉の圧縮化石の良好な標本を多数採集した。
さらに、イサロ周辺で現生のシダ類、裸子植物、被子植物のDNA分析用標本を採集した。
西田、朝川、湯浅、アルマン・ラコトザフィ(共同研究者)、ジョスランは、マダガスカル北部のディエゴスアレスを中心に島の東西を調査し、バオバブの新分布を確認、DNA分析用の植物資料を採集した。
湯浅はマジュンガ周辺でバオバブの分布を調査し、同時に植物標本を採集した。
村上はラコトザフィとともにアンタナナリブ北方のアナラマズトラ周辺の自然林でシダ植物の分類学的調査を行い、ホウビシダ類の分類とアジア、アフリカとの関連に関する新知見を得た。
瀬戸口は研究協力者ラエリブルルナ・エリセット(チンバザザ動植物園)とともに南部のフォールドーファン周辺を調査し、ヒルギ科、およびヤシ科などの標本を採集した。
レユニオン
西田、村上、瀬戸口はレユニオン大学理学部植物学教室の協力を得、レユニオンの山地林においてシダ類の分類学的調査を行い、標本とDNA分析用の資料を採集した。
本年度の採集調査で、アジアとアフリカにまたがるマダガスカルの植物分布のうち、はっきりとアジア系であるものをいくつか確認しつつある。化石においてはゴンドワナ大陸が分裂をしている時代の資料が集まりはじめ、今後その記載と比較から南半球のいくつかの植物の分布の起源を説明することが可能になってきた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 西田 誠: "裸子植物のあゆみ-ゴンドワナの歴史をひもとく-" (財)進化生物学研究所、東京農業大学農業資料室, 240 (1999)

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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