1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10044001
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
高橋 雅治 北海道大学, 文学部, 助手 (80183060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KILLEEN P. アリゾナ州立大学, 心理学科, 教授
小田 亮 京都大学, 霊長類研究所, 教務職員 (50303920)
正高 信男 京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (60192746)
伊藤 正人 大阪市立大学, 文学部, 教授 (70106334)
坂上 貴之 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90146720)
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Keywords | 選択行動 / 不確実性 / 強化 / 報酬 / 老人 / 青年 / 時間割引 / 心理学 |
Research Abstract |
本年度は、不確実状況下での選択行動を規定する報酬の時間割引に着目し、この現象を規定する異文化比較要因を解明するための以下のプロジェクトに着手した。(1)時間割引率を調査するための質問紙の仏語版を開発し、それをマダガスカルにおいて実施した。同様の質問紙の英語版を開発し、それをタイにおいて実施した。また、これを用いてタンザニアでの調査の準備も行った。以上の調査から発展途上国では先進諸国とは異なった時間割引が見られることが解明された。(3)時間割引研究の権威であるグリーン教授を招聘し、日本心理学会第62回大会において不確実状況下での異文化比較研究に関するシンポジウムを開催した。また、これまでに収集したデータの比較検討を行う研究会を開催した。その結果、この手法が異文化比較研究にとってとても有用であることが示された。(4)不確実状況下での確率判断の異文化比較研究をインドネシアと日本において行うために、インドネシア調査の現地調整を行った。(5)時間割引と社会的共有の関係に関する日米の異文化比較研究を行うための打ち合わせを行った。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] M.Takahashi.: "Effects of instructions on human matching." The Psychological Record. 48. 171-181 (1998)
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[Publications] 高橋雅治: "山岸論文(1998)を読んで" 行動分析学研究. 12. 18-19 (1998)
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[Publications] A.Matsumoto-Oda,R.Oda,: "Changes in the activity budget of cycling female chimpanzees." American Journal of Primatology. 46. 157-166 (1998)
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[Publications] R.Oda: "The responses of verreaux's sifakas to antipredator alarm calls given by sympatoric ring-tailed lemurs" Folia Primatologica. 69. 357-360 (1998)
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[Publications] D.Shwalb,B.Shwalb,高橋雅治: "初めての英語論文-日米の著者からのアドバイス" 北大路書房, 163 (1998)