1998 Fiscal Year Annual Research Report
流動化社会における職業教育の在り方に関する比較社会学的研究
Project/Area Number |
10044004
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤田 英典 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30109235)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LAW Song Sen シンガポール教育技術研究所, 所長
METZGER Chri 聖ガレン大学, 経済学部, 教授
ZEMSKY Rober ペンシルベニア大学, 大学院・教育学研究科, 教授
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Keywords | 職業教育 / 職業技術教育 / 中等教育 / 若年労働市場 / 企業内教育 / キャリア形成 / 青年期の教育 / 教育改革 |
Research Abstract |
経済のグローバル化、情報/コミュニケーション・メディアの革新、価値観・生活スタイルの多様化、それらを背景にした職業世界・雇用形態の変化と労働市場の流動化などが進む今日、世界各国で、ハイティーン期の教育の在り方、とくに教育と職業とのリンケージや職業教育の在り方が問い直されている。本研究は、日本、アメリカ、スイス、シンガポール、ドイツ、オランダ、デンマーク等における職業技術教育と職業・労働市場との接続関係を中心に比較検討することにより、職業教育を中心にハイティーン期の教育の在り方について総合的に研究し、流動化する21世紀社会における教育の在り方について、幾つかのモデルを提示することを目的にしている。なお、本研究は、上記の最初の四カ国の研究者による対等な共同研究として行われているが、日本側の研究は3年間の継続研究で、その初年度にあたる今年度は、主に次の三つの作業を行った。 (1) 調査対象国10カ国の教育システム、職業教育、雇用市場、青少年問題などの実態と、近年の教育改革動向について、資料・情報の収集を行い、教育課題・政策課題の析出と分析枠組みの検討作業を始めた。 (2) シンガポール(平成10年5月)、中国(平成10年11月)、ドイツ、オランダ、デンマーク、イギリス(平成11年3月、但しイギリスは予備調査)で、職業教育、徒弟性、キャリア形成等について、行政機関、中等教育機関・中等後教育機関、企業等を訪問し、観察・インタヴューと資料収集を中心とした現地調査を行い、併せて、アメリカ(平成11年3月)で四カ国の共同研究者が集まり、研究の打ち合わせと情報交換を行った。 (3) 共同研究参加4カ国の研究者全員が参加して、平成10年10月に1週間の日程で、浜松市をフィールドに選び、市内の高校3校、専門学校2校、企業3社を対象にして、日本の職業教育とキャリア形成について、面接・観察を中心にした現地調査を行った。
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