1998 Fiscal Year Annual Research Report
建設プロジェクトの実施方式とマネジメントに関する国際比較研究
Project/Area Number |
10044027
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
古阪 秀三 京都大学, 工学研究科, 助教授 (60109030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MILLER Roger ケベック大学, マネジメント学部, 教授
金多 隆 京都大学, 工学研究科, 講師 (10301243)
安藤 正雄 千葉大学, 工学部, 講師 (80110287)
嘉納 成男 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60112992)
國島 正彦 東京大学, 工学系研究科, 教授 (00201468)
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Keywords | 建築生産 / プロジェクトマネジメント / 管理技術 / 国際比較 / コンストラクションマネジメント / 情報システム / 組織論 / 不確実性 |
Research Abstract |
本研究では,日本的プロジェクト実施方式におけるマネジメント上の利害得失を明らかにすることを目的とし,これを欧米型システムとの比較検討の上で進めるべく検討を行っている。本年度の研究は,建設プロジェクトの調査分析とテーマ別検討に分かれている。建設プロジェクトの調査分析では,共通の調査フォーマットによる調査対象国ごと(本年度はベネズエラおよび英国)の建設プロジェクト調査を行った。その結果については,現在とりまとめ中であり,具体的な知見は次年度に示したい。テーマ別検討では,各プロジェクトを分析するための切り口(テーマ)について検討した。その結果,(1)フィージビリティスタディ,PFI,BOT等の事業計画手法,(2)パートナリング,サブコントラクト,サプライチェーン等のプロジェクト組織の編成と調整,(3)不確実性やリスクのマネジメント論,(4)企業戦略,資格制度,職能性,約款等の産業構造論,(5)情報システム,ロジスティクスシステム,等の生産システム論,の5テーマに分けて検討を行うこととした。研究体制としては,各テーマに研究分担者および研究協力者を振り分けるとともに,国外の研究分担者との研究分担についても役割を確定した。次年度以降も引き続き具体的な建設プロジェクト調査に基づいてプロジェクトの実施方式とマネジメントシステムの比較検討を行い,国際的な視野に立ったプロジェクトの実施方式とマネジメントシステムを構築する。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Kaneta,S.Furusaka,et al.: "Process Model of Design and Construction Activities of a Building" International Journal of Computer-Aided Civil and Infrastructure Eng.Vol.14 No.1. 45-54 (1999)
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[Publications] 古阪、金多、他4名: "建築家・設計事務所の類型化と提供業務の指向分析" 日本建築学会計画系論文集. 508. 169-175 (1998)