1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10044135
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
棚澤 一郎 東京農工大学, 工学部, 教授 (30013105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ドリン レレア ティミショアラ工科大学, 工学部, 助教授
フロリアナ ストイアン ティミショアラ工科大学, 工学部, 講師
ドミトリュ ダーバ ティミショアラ工科大学, 工学部, 教授
高野 清 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (60302626)
西尾 茂文 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00111568)
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Keywords | 伝熱 / 熱伝達 / 伝熱促進 / 相変化 / 電場 |
Research Abstract |
本国際学術研究(共同研究)は,研究課題名のとおり沸騰・蒸発や凝縮などの気・液相変化を伴う伝熱を対象とし,電場などを利用することによってそれらを能動的に(すなわち外部からのエネルギー投入によって)促進するための基礎研究を行うことを目的とするものである.本研究は,日本・ルーマニアそれぞれ3人ずつ合計6人の研究者グループによって実施されている. 研究者グループの中,日本側3人の研究者は,これまで10年以上にわたり電場による沸騰・蒸発・凝縮伝熱の促進について研究を続け成果を挙げている.本年度は,ローフィン付き伝熱面外面上での凝縮熱伝達に焦点を絞り,伝熱管下部に設置した電極と伝熱管との間に電場を印加することにより,凝縮熱伝達が大幅に促進されることを実験的に確認するとともに,そのメカニズムの解明に取り組んだ. 一方,ルーマニア側3人の研究者は,プール沸騰において加熱面上に発生する蒸気泡が,電場の印加によって変形したり移動したりする現象に着目し,実験観察と理論解析を行っている. 本年度は,日本側研究者のうち2人が10月にルーマニアのティミショアラ工科大学を訪問し,またルーマニア側は3人が来日,東京農工大学および東京大学を訪問して,それぞれの研究の進展状況の報告,研究現場の視察,および今後の研究方針の検討と確認を行った.なお,本国際共同研究は来年度も継続して実施される予定である.
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Research Products
(2 results)