2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10044154
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
上林 弥彦 京都大学, 情報学研究科, 教授 (00026311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 裕介 京都大学, 情報学研究科, 助手 (70303881)
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Keywords | データベース / ハイパーメディア / 協調型システム / マルチメディア / 仮想オフィス / オブジェクト指向 / データウェアハウス / ビュー機能 |
Research Abstract |
本年度は、これまでの協調型情報システムに関する研究成果を統合することにより、実用的な協調型システムの開発の基礎技術としてのとりまとめ、いくつかの具体的なシステムの設計・開発・実装・評価等を行った。 まずこれまで開発を進めてきた分散協調作業支援システム構築のための基盤となる協調型ハイパーメディアシステムにおいて作業状態の遷移の管理を行うためのメカニズムの設計と実装および評価を行った。これによって高度な協調作業を行う場合の問題点とされる作業管理者の操作負担を軽減し、作業状態が複雑になった場合もシステムで支援することが可能であることが分かった。 また、協調作業支援システムの応用例としてこれまで教育支援システムの研究開発を進めてきたが、ここに同様にこれまで研究を進めてきた動作ビュー機構を統合し実際に利用することによって、実際の応用の場面においても動作ビュー機構が有効に利用できることが分かった。 さらに、WWWにおけるキャッシングの効率を上げるための研究を進め、現在広まっているWWWにおける問題点の一つとして上げられるアクセス速度の問題の改善のための新しいメカニズムを提案した。さらに、WWW上に従来のデータウェアハウスの手法を統合することにより、ウェブウェアハウスという概念を提唱し、より高度なWWWの利用方法の提案を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Mohania,M.: "Making Aggregate Views Self-Maintainable"Data & Knowledge Engineering. Vol.32,Issue.1. 87-109 (2000)
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[Publications] K.Cheng: "Advanced Replacement Policies for WWW Caching"Proc.1st International Conference on Web Age Inflormation Management (WAIM'2000). LNCS1846. 239-244 (2000)
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[Publications] K.Cheng: "Multicache-based Content Management for Web Caching"Proceedings of the 1st International Conference on Web Information Systems Engineering (WISE 2000). 42-49 (2000)
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[Publications] Lee,R.: "Data Security for Distributed Meeting Systems"Database and Expert Systems Applications, Proceeding of 11th International Conference,DEXA 2000. LNCS1873. 274-286 (2000)
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[Publications] Q.Li ほか(編): "Proceedings of the 1st International Conference on Web Information Systems Engineering"IEEE Computer Society Press. 484 (2000)
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[Publications] Y.Kambayashi ほか(編): "2000 Kyoto International Conference on Digital Libraries : Research and Practice"IEEE Computer Society Press. (2001)