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1998 Fiscal Year Annual Research Report

超高感度放射線測定による放射性廃棄物の環境影響の研究

Research Project

Project/Area Number 10044164
Research Category

Grant-in-Aid for international Scientific Research

SectionJoint Research .
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

桑折 範彦  徳島大学, 総合科学部, 教授 (20038053)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) マルズキHJ イスマイル  マレーシアプトラ大学, 環境科学部, 研究員

伏見 賢一  徳島大学, 総合科学部, 講師 (90274191)
中山 信太郎  徳島大学, 総合科学部, 教授 (70116846)
伊永 隆史  徳島大学, 総合科学部, 教授 (30124788)
Keywords環境放射能 / 産業廃棄物 / 放射線計測
Research Abstract

マレーシアにおいて、錫鉱山の残土に高濃度で含まれる放射性同位元素の濃度が一般の土壌に比べて高いことが問題になっている。この研究では放射性同位元素の種類と量を精密に計量するため、高感度Geによる放射線計測システムを開発した。Ge検比器を鉛10cm、無酸素銅1cmの遮蔽材で被うことにより、外部からの環境放射線を99.7%除去することができた。このGe検出器では数Bq/kg程度の極めて微量な放射性同位元素を測定することが可能である。
この装置を利用することにより、マレーシアのクアラルンプールの南20kmにある錫鉱山にて現地調査を行い、採集した試料に含まれている放射性同位元素を測定した。現地調査ではマレーシア側の共同研究者であるマルズキ氏の協力を得て現地への移動及び試料の採集を行った。現地調査では、NaI(Tl)シンチレーターを利用した放射線サーベイメーターによる放射線強度の測定を行い、マレーシア国内の他の地域および徳島の放射線強度との比較を行った。その結果、現地の残土置き場における放射線強度は環境放射能レベルのおよそ10倍であることが明らかになった。しかし、残土置き場の境界より外側の住宅地では、ガンマ線のレベルはマレーシアの他の地域(クアラルンプール)と同じレベルであった。しかし、今回の調査では、ラドン等の気体放射性同位元素については調査することができなかった。
今後、様々な形態(気体、排水)で環境に放出される廃棄物からの放射性同位元素の周囲への影響を詳細に調査することは極めて重要な課題である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] T.Horikawa 他: "ANTI-COMPTON-TYPE Ge-Nal DETECTOR SYSTEM" Proc.of the 12th Workshop on Radiation Detestors and Their Use. 98-4. 181-190 (1998)

  • [Publications] S.Miyamoto 他: "MEASUREMENT OF ENVIRONMENTAL RADIATION AT THE UNIVERSITY OF TOKUSHIMA" Proc.of the 13th Workshop on Radiation Detestors and Their Use. 99-4(未定(印刷中)). (1999)

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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