1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10044176
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
中田 毅 東京電機大学, 工学部, 教授 (50256632)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FERRAREI C Politecnico di Torino, Prof.
BELFORTE G Politecnico di Torino, Prof.
田中 和博 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (80171742)
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Keywords | 流体駆動システム / 電磁ノイズ環境 / 水圧駆動 / 光駆動 / 光・空気インターフェース / 水潤滑 |
Research Abstract |
光アクチュエータ技術に関する研究、水流体の流れ解析研究、空気圧システムの特性解析および駆動システム制御に関する研究を基盤にして、耐電磁ノイズ干渉性、防爆性に優れかつ動作環境にやさしい環境融和型光応用駆動システムの基礎的開発を行うことを目的として、以下の研究を実施した。 1. システム設計研究:清水、空気をパワー伝達媒体とした駆動システムと光アクチュエータ系を融合させた環境融和型光応用流体駆動システムの最適なシステム構成およびそれを実現するための要素技術の在り方を明確にするため、日伊共同でシステム概念設計を行った。また、この概念設計に基づき空気圧駆動システムと水圧駆動システムの基礎的設計を実施した。 2. 試作研究:光パワーを機械パワーに変換する新原理のインターフェース(PLZT光アクチュエータ)を試作し、その諸特性を実験的に評価し、当該システムへの適用可能性を日伊共同で検討した。 3. 解析研究:水圧駆動システムの実現に不可欠な、粘弾性管路を流れる水を対象とした圧力・流量特性および制御弁中の微小な局所流れに関して、数値シミュレーション解析を行い、水圧要素の開発に必要な基礎的資料を取りまとめた。また、基本的な流体駆動システムを対象として、水および作動油という異なる作動媒体による性能の違いを数値シミュレーションにより明確にした。
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