1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10044180
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
梅津 光生 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90132927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 哲男 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 講師 (50267473)
ANTAKI James ピッツバーグ大学, 医学部, 講師
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Keywords | 溶血 / せん断応力 / In vitro試験 / 数式モデル / 血しょう遊離ヘモグロビン / エネルギー散逸 / レイノルズ応力 / 可視化実験 |
Research Abstract |
より高度化される人工臓器の開発研究において,血液接触面に対する最適な材料の選択方法,最適な設計方法,最適な製造方法を確立することが,本調査研究の目的である。その目標達成のために,血流の挙動解析を行う同一の対象モデルをまず設定する。それに対して,研究を組織する3人のメンバーが血液循環実験,流れの可視化実験,流体挙動の数値解析を行い,それぞれのデータの比較検討を行った。 表記の目的に対して,今年度は3つの調査研究を実施した。 1) ヨーロッパにおける人工臓器評価機関の訪問:イギリス,ドイツ,フィンランドにおいて,人工臓器・MEの性能を評価する機関を訪問し,そこで,医学-工学のデータ蓄積状況を調査した。特に数値解析が人工臓器の特性にどう反映されているかについて集中的に調査した。 2) 米国ピッツバーグ大学におけるミーティング・実験:研究の成果を発表しあい,情報交換を行った。また,必要と思われる動物実験もその時に行い,エネルギー散逸に基づく血液破壊を定量化する新たな数式モデルの提唱を行った。 3) 早大におけるミーティング:この一年のそれぞれの成果を持ち寄り,数式モデルの妥当性の検討を行うとともに,明年度の役割分担を明確化した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] K.Kohno, M.Mitsuo,J.F.Antaki,et al.: "Energy dissipation as a primary factor to predict hemolysis under arbitrary conditions" lnt.J of Artificial Organs. 21(10). 599 (1998)