1999 Fiscal Year Annual Research Report
がん免疫療法としてのCTL療法の開発と適応に関する研究
Project/Area Number |
10044300
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Research Institution | Kochi Medical School |
Principal Investigator |
藤本 重義 高知医科大学, 医学部, 教授 (00009151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 優 高知医科大学, 医学部, 講師 (80136374)
沈 淵 高知医科大学, 医学部, 助手 (50294830)
濱里 真二 高知医科大学, 医学部, 助手 (60228533)
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Keywords | 癌に対する免疫療法 / CTL療法 / がんに対するCD4T細胞 |
Research Abstract |
平成11年10月23〜27日まで、上海第二陸軍医科大学免疫学教室(主任教授Dr.X.Cao)が主催した国際免疫学会議に、本研究代表者藤本重義は研究協力者である沈淵および大学院生付体輝を伴い出席した。この会議では、われわれが現在行っている癌に対する免疫療法としてのCTL療法をさらに発展させるためのマウスのモデル実験で行われた成果を発表した。その内容は、担癌生体に細胞移入すると現在担っている腫瘍を退縮させるTh2タイプの同一腫瘍に対する特異的CD4T細胞クロンを樹立し、その性状を明らかにした。また、これと対照的な腫瘍特異的に腫瘍の拒絶を抑制するTh2タイプのサプレッサーT細胞のクロンを樹立し、その性状も明らかにしたことを報告した。平成11年11月11〜21日まで代表者藤本重義は、共同研究の相互情報交換のためイタリア国に滞在した。ローマに4日間滞在し、ローマ大学ラ・サピエンザ医学部腫瘍外科教授マルチェリーノ博士および彼の研究グループと新しいわれわれの研究の進展を報告した。その後、同教授と共にラベンナ市ラルゴを訪れ、昨年度来日したDr.Nonniが消化器内科部長として勤務する病院で講演し、今後の共同研究の可能性を討論した。平成11年12月11日には、藤本重義が定例の「癌特異的免疫療法研究会」を東京で開催し、イタリア国ローマ大学よリ2名の臨床腫瘍学の研究者(Dr.A.SgambatoとDr.G.Romano)を招待した。今後のさらなる共同研究の進展を誓った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Yan Jiao: "Sequential T cell response involved in tumor rejection of sarcoma,meth A,in syngeneic mice."Japanese Journal Cancer Research. 89・6. 657-665 (1998)
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[Publications] Shigeyoshi Fujimoto: "CD8/CD14 ratio:A new immunologicl parameter predicting the efficacy of cancer therapy."annals of Cancer Research and Therapy. 7・2. 65-70 (1998)
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[Publications] 藤本 繁義: "新しい癌免疫化学療法の指針-QOLを重視した癌薬物療法"医薬ジャーナル社. 291 (1999)