20世紀東北アジアにおける社会及び教育の変動と国際関係

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 10045004
• Research Institution: TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY
• Principal Investigator: 黒沢 惟昭 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90078288)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 坂井 俊樹 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10186992) ; 牧野 文夫 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70190337) ; 上野 和彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80133114) ; 大森 直樹 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (50251567) ; 君塚 仁彦 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00242230)
• Keywords: 教育改革 / 東北アジア / 中国東北 / 歴史認識

Research Abstract

今年度は研究課題の解明を、以下の構成で行った。第一は、東北アジアの各国の社会変動と教育改革であり、日本については教育改革の基本方向を、中国については基礎教育・職業教育・教師教育の改革動向を、韓国朝鮮については、南北統一を視野に入れた改革課題を明らかにした。第二は、東北アジアをめぐる政治・経済の変動と現代の課題であり、戦後アジアの国際関係、東北アジア協力とAU構想、地域開発と経済協力、経済発展と中小企業、中国企業家と経済発展について、解明を行った。第三は、東北アジア近代史研究の課題であり、東北アジアの新しい発展のためには、東北アジアにおける歴史認識の共有化が不可欠であり、その課題達成には各国の近代史研究・教育研究が果たしてきた役割の厳しい検証が不可欠であることが明らかになった。