1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10045012
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | University-to-University Cooperative Research |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
赤岡 功 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10025190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下谷 政弘 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90066837)
堀 和生 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (60219201)
山本 裕美 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20293855)
菊池 光造 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10032690)
渡邉 尚 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90001792)
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Keywords | 東アジア経済圏 / 地域統合 / 通過危機 / 日本的労使関係 / 韓国労使関係 / 財閥 / 技術移転 / 企業統治 |
Research Abstract |
平成10年度においては、京都大学経済学研究科から3人の教官がソウル大学を訪問し、またソウル大学校経営大学・同経済学部から6人の教官が京都大学を訪れ、それぞれ所定の研究に従事した。この共同研究は3年計画で進められているが、平成10年度の研究成果は次のとおりである。 まず第1に、今日まで日本・韓国の経済・経営学界はまったく没交渉であったことから、両大学における共同研究は、両国の既存の研究成果を相互に紹介し吸収し合うことから始められた。この点においては、両大学教官の積極的な参加・協力があり、極めて濃密な研究を行うことができた。 第2に、相互に関心をもっている経済・経営学のいくつかのトピックについて、双方から研究レポートを提出したうえで、ディスカッションをおこなった。そのテーマとは、「企業統治理論」、「技術移転論」、「労使関係論」、「グローバル経済論」等であり、今後個別の論文として発表される予定である。 第3に、両大学において相手国経済・経営に関する文献が不足していることに鑑み、双方が、自国文献を収集したうえで相手大学へ寄贈した。この作業によって、研究の資料的条件が大きく向上した。また、特に希望があった重要文献については、翻訳したうえで研究用に相手大学に寄贈した。 第4に、本年度において韓国の経済危機が急速に深化した事態に直面したので、韓国の経済危機の性格が如何なるものか、それに対して日本は如何に対応すべきかについて、研究レポートを作成交換したので、相互理解を深めることができた。 次年度には、さらにテーマを絞って共同研究を進める予定である。
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[Publications] 大西,広: "アジア危機の原因と展望" 経済科学通信. 89号. 24-32 (1999)
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[Publications] ソウル大学校経済学部: "東アジアの発展モデルと経済危機(韓国語)" ソウル大学校経済学部, 283 (1998)
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[Publications] 下谷政弘: "松下グループの歴史と構造" 有斐閣, 240 (1998)