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1998 Fiscal Year Annual Research Report

有機金属錯体を出発原料とする新しい機能性ナノサイズセラミックスの調製と応用

Research Project

Project/Area Number 10045045
Research Category

Grant-in-Aid for international Scientific Research

SectionUniversity-to-University Cooperative Research
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

定岡 芳彦  愛媛大学, 工学部, 教授 (50036422)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ルシア ジ・ボニナ  ローマ大学, トールベルガーダ, 助教授
リカルド ポリニ  ローマ大学, トールベルガーダ, 助手
ガルチエロ グズマノ  ローマ大学, トールベルガーダ, 教授
トラベルサ エンリコ  ローマ大学, トールベルガーダ, 助教授
青野 宏通  愛媛大学, 工学部, 講師 (00184052)
Keywords複合金属錯体 / フォルミルメチルサリシデン アルキルアミン / ナノサイズセラミックス / Y-Ba-Cu系酸化物
Research Abstract

有機金属錯体法による高性能・高機能を有するナノサイズセラミックスの調製確立と応用展開のため組成制御された多核複合金属錯体出発原料とした機能性均質微粒子複合酸化物の調整法を確立し、表面分析・結晶構造解析などの手法をもちい、本法の優位性を確認した。
すなわち、超伝導体、触媒材料、電子・イオン伝導体となる、Y-Ba-CU、Ln-Ba-Cu系酸化物の原料となる多核複合金属錯体を合成し、複合酸化物の低温合成を行った。
出発原料となる複合金属錯体の配位子となるフォルミルメチルサリシリデンアルキルアミンを開発し、さらに、この配位子をもちいて、M2+とM3+を含む多核金属錯体を合成した。Y-Ba-Cuを含む多核金属錯体の熱分解挙動を検討し、高温超伝導体として知られる123複合酸化物の微粒子の生成は、結晶水の脱離、配位子の分解、炭酸塩の生成にひきつづき900度附近で単相形成のプロセスを経由することが明かとなった。得られた123複合酸化物はX線学的には、単相であり、表面分析の結果から均一性・均質性に優れていることが明かとなった。一方、酸化物・炭酸塩混合物の熱分解では、単相は、熱処理を繰り返さなければ得られないことも確認した。また、格子酸素数が、比較的低温で酸素分圧に対応して可逆的に変化することも確認した。
現在、この酸化物微粒子を原料として、多孔質厚膜形成性について検討しており、酸化性ガスセンサとしての特性、オゾンセンサとしての特性について検討を進めている。

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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