1998 Fiscal Year Annual Research Report
技術教育のための知的マルチメディア開発と実施に関する共同研究
Project/Area Number |
10045056
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | University-to-University Cooperative Research |
Research Institution | Kure National College of Technology |
Principal Investigator |
長町 三生 呉工業高等専門学校, 校長 (50034327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能登原 祥之 呉工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (70300613)
周藤 剛士 呉工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (60043808)
岡中 正三 呉工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (70043833)
田邊 達雄 呉工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (60044137)
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Keywords | マルチメディア / 語学教育 / Eメール / 国際交流 |
Research Abstract |
平成10年1月より3月まで、送信指導内容、研究対象学年の選出、テーマの設定などを検討した結果、本校側は、情報センターのPCを4学年の学生に利用させて送信することにした。送信の指導内容は、予め、授業で内容を学生に知らせて、英文を考えさせることにした。相手校のMCC側が、PC1台で対応することがわり、当初のリアルタイムで交信することは当面は困難になった。このような物理的な問題に加えて時差の問題については今後検討し、改善することとなった。5月から実際に交信を開始した。時差の問題、その他で当初予定していた週1回の交信は、2週間に1度になった。しかし、わずか2カ月の交信期間は、学生にとって決して満足のいくものではなかったが、MCCから届いた日本語を添削して返送したり、こちらの学生の書いた英文が添削されたものを受信したりすることについては、これまでにない新鮮さを味わった学生は少なくなかったようである。この意味で(1)学生の興味づけ、(2)英語への関心、についてのわれわれの研究予想は比較的高い効果をみている。また、それまでの交信のアンケートを、本校および、MCCの学生を対象におこなった。これらのデータをふまえて、平成10年7月22日〜27日のわれわれのMCC訪問で、経過の報告、改善、反省、それ以後の改善点を協議した。これらの実践と研究の結果は、研究論文集「実践速報」(教育システム情報学会)に「知的マルチメディアの語学教育への応用-Eメールを利用した国際交流」のタイトルで投稿、採用が決定している。(#98-S57)また、今後の予定としては、来る7月20日の第7回年次大会(平成11年度)工学・工業教育研究講演会(社団法人・日本工学教育協会主催)で「マルチメディアを用した語学教育の実践」の演題で発表の予定である。さらに、来る8月には「呉工業高等専門学校研究報告第62号記念論文集」へ投稿する予定である。
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