2000 Fiscal Year Annual Research Report
タイ国における農水産物のポストハーベストに関する研究
Project/Area Number |
10045059
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
柳沢 忠 宇都宮大学, 農学部, 教授 (90134262)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米山 弘一 宇都宮大学, 野生植物研究センター, 教授 (00114174)
吉田 雅夫 宇都宮大学, 農学部, 教授 (60240313)
菅野 長右エ門 宇都宮大学, 農学部, 教授 (30011969)
山根 健治 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (60240066)
沖野 龍文 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (30280910)
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Keywords | タイ国 / カセサート大学 / 宇都宮大学 / 農産物 / 水産物 / ポストハーベスト |
Research Abstract |
タイ国では暑い気候も幸いして農水産物はかなり大量に収穫されている。しかしながら、暑い気候のために腐敗して捨ててしまっている一次産物も多い。高度利用のたのPostharvest studiesが要求されている。本計画ではタイ国における農水産物の高度利用研究のための基盤をいかに築いていくかを調査し、具体化する方策を探ることを目的としている。 本研究は2つのプロジェクトから成り立つ。1.タイ国の代表的で豊富に栽培されている園芸作物(例えばカトレアなど花類)を長期に保持させるために、内生植物生長調節物質を特定すること、および化学薬品をどのように処理するかについての観察調査。この研究には、吉田、米山、山根、Saichol Ketsaがあたる。2.タイ国の代表的で豊富に養殖されているエビ類の耐病性や過密養殖に耐えられる種類を特定すること、およびDNA分析によってどのDNAが関与しているかを特定すること。この研究には、柳沢、菅野、沖野、Somvong Tragoonrungがあたる。両大学の研究者が共同して考察検討を行い、対処法をカセサート大学側の研究分担者が行う。得られた結果について宇都宮大学において共同で検討してこの問題の解決にあたる。 今年度はまずSaichol Ketsa教授が5月9-15日に日本を訪問し、宇都宮大学で山根助教授らとの共同研究を行った。またバナナのポストハーベストの方法について講演をして戴いた。ついでSomvong Tragoonrung博士は7月5-11日に来日し宇都宮大学で研究結果について討論した。日本側6名(柳沢、吉田、山根、米山、菅野、沖野)が1月11-17日にタイ国プーケット島(エビの養殖試験場)、近くのカセサート大学クラビキャンパス(7番目)、およびバンコク市のカセサート大学を訪問した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Saichol Ketsa and Adirek rugkong: "Ethylene production, senescence and ethylene sensitivity of Dendrobium 'Pompadour' flowers following pollination"Journal of Horticultural Science & B iotehnology. 75,2. 149-153 (2000)
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[Publications] Saichol Ketsa,Sugunya Chidtragool and Susan Lurie: "Pretorage heat trearment and poststorage quality of mango fruit"HortScience. 35,2. 247-249 (2000)
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[Publications] Ketsa Saichol: "Development and control of senescent spotting in banana"Journal of the Japan Association of food preservation scientists. 26,3. 173-178 (2000)
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[Publications] Saichol Ketsa and Adirek rugkong: "The role of ethylene in enhancing the initial ovary growth of Dendrobium 'Pompadour following pollination"Journal of Horticultural Science & Biotehnology. 75,4. 451-454 (2000)
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[Publications] Norihiro Kakinuma,Tadashi Yanagisawa,+9: "Quinolactacins A, B and C : Novel quinolone compounds from Penicillium sp.EPF-6 I.Taxonomy, Production, Isolation and Biological Properties"The Journal of Antibiotics. 53,11. 1247-1251 (2000)
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[Publications] Senji Takahashi,Norihiro Kakinuma,Tadashi Yanagisawa,+5: "Quinolactacins A, B and C : Novel quinolone compounds from Penicillium sp.EPF-6 II.Physico-chemical Properties and Structure Elucidation"The Journal of Antibiotics. 53,11. 1252-1256 (2000)