2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10045061
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
生原 喜久雄 東京農工大学, 農学部, 教授 (00014960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 浩人 東京農工大学, 農学部, 助手 (00237091)
石橋 整司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30212921)
喜多山 繁 東京農工大学, 農学部, 教授 (10026502)
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Keywords | 中国江蘇省 / 過湿地 / 森林育成 / アグロフォレストリー / 池杉 / 環境ストレス / ポプラ |
Research Abstract |
中国における過湿地での森林の育成とアグロフォレストリーの方法について明らかにするため、次に調査を実施した。 過湿地においてアグロフォレストリーを行うための最も適した造成地の水位、造成幅を明らかにするために、試験地を設置し、調査を行った。また、造成地でのアグロフォレストリーのために植栽方法と保育方法について調査地し、とりまとめた。 過湿地に適する樹種と思われる池杉、落羽松、メタセコイヤおよびポプラによる適応調査から、針葉樹では池杉、広葉樹ではポプラを選出し、池杉および水位別試験地を設置し、水位の季節変化、水質変化、毎木調査、現存量調査を行い、とりまとめた。年間リターフォール量と樹体増加量を合計し、地上部の年間養分量を推定した。また、吸収した養分量の90%を土壌へリターフォールとして還元していることを明らかにした。 池杉およびポプラの樹冠下および樹間で作物を育成するための方法および作物種について検討した。また、地元住民アンケートを実施し、アグロフォレストリーについての情報収集を行った。 地下水位の高い造成地での池杉林およびポプラ林の地力低下を明らかにするため、葉の養分濃度、土壌の理化学的性質を調査し、とりまとめた。また、水位別の池杉およびポプラ林の養分量の違いを明らかにした。 水位別の根の活性度を調査し、池杉の場合、2ヶ月程度の浸水で根の活性は高まることなどを明らかにした。 池杉林の気根の分布、大きさ等の生態的特性について調査し、とりまとめた。
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Research Products
(1 results)