1998 Fiscal Year Annual Research Report
ポリマーブレンド傾斜構造の自己組織化と表面積巨大化の研究
Project/Area Number |
10123204
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
折原 勝男 山形大学, 工学部, 助教授 (90007021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
皆川 雅朋 山形大学, 工学部, 助教授 (60007193)
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Keywords | 傾斜構造 / ポリマーブレンド / 自己組織化 / 巨大表面積 / フルスケール相分離 |
Research Abstract |
ポリマーブレンドの相分離現象について、十数年前に申請代表者が初めて見出したフルスケール相分離、すなわち組成比が膜厚や繊維半径方向にステップ型とが傾斜型に変化する新しい相分離構造を考える。これと従来の海島型のミクロ分散型の相分離を含めて、3種の基本構造を希望に応じて自己組織化することを試みた。この結果、キャスト法と加熱溶融法の双方の場合について実証できた。 さらに上の3つの基本構造のうち、傾斜構造の膜や繊維について、表面の成分を溶解することによって、超活性化が期待できる巨大な表面積の材料を簡単に製造できることを示した。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 折原勝男: "傾斜、ステップ、ミクロ分散型構造の自己組織化による高機能エンプラの製造" 高分子学会予稿集. 47・3. 696 (1998)
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[Publications] 高野哲 他1名: "傾斜・ステップ・ミクロ分散型ポリマーブレンド相分離構造からの巨大表面積材料の製造" 高分子学会予稿集. 47・3. 697 (1998)
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[Publications] 折原勝男 他3名: "ポリマーブレンド多様構造繊維の自己組織化-溶融紡糸の場合" 繊維学会予稿集. 予定. 2G15 (1999)
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[Publications] 折原勝男 他2名: "ポリマーブレンド多様構造繊維の自己組織化-乾式紡糸の場合" 繊維学会予稿集. 予定. 2G16 (1999)
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[Publications] 折原勝男 他4名: "高機能エンプラの自己組織化成型法-加熱溶融から" 高分子学会予稿集. 48・3 予定. III-8-03 (1999)
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[Publications] Katsuo ORIHARA: "Selfassembly of Functionally Graded Plastics by a Particular Phase Separation of Polymer Blend" FMG Minisymposium Abstract. 8月予定. (1999)
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[Publications] Katsuo ORIHARA 他3名: "Selfassembly Molding Process by The Casting of Polymer Blend" IPC99. 10月予定. (1999)
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[Publications] Katsuo ORIHARA: "Selfassembly Molding Process by The Melting of Polymer Bland" IPC99. 10月予定. (1999)