1998 Fiscal Year Annual Research Report
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10134233
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
岩村 道子 東邦大学, 理学部, 教授 (90057597)
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Keywords | ケージド化合物 / 細胞認識 / ケージド-ドラッグ / ユ-ニトロフェネチル / ユ-ニトロベシジル |
Research Abstract |
新しいコンセプトの医療薬"Caged-drug"の開発を目的、Caged化合物に細胞認識能を持たせるためのモデル化合物として今年度は位かの3点について研究をおこなった。 細胞に障害性のすくない長波長領域での光分解性をもつケージド基の開発 そこで3-メトキシ-4-ヒドロキシアセトフェノンを原料としてケージド基1(5-ヒドロキシ-4-メトキシ-2-ニトロフェネチル)を新たに合成し、これまでに確立した方法で5位にグルコースを導入してCaged Leu-Leu-OMe 2を合成した。2はこれまでの2-ニトロベンジル、ニトロフェネチル誘導体では不可能であった400nm光照射によるLeu-Leu-OMeの放出が可能となった。マンノース6-リン酸を修飾したCagedLeu-Leu-OMeの合成および光化学反応性 マクロファージにかなり効率よく認識されるといわれているマンノース6-リン酸を修飾したCagedLeu-Leu-OMe3の合成を計画した。これまでの糖修飾CagedLeu-Leu-OMeの合成経路とは異なる、最終段階でマンノースの6-位にリン酸基を導入する方法での合成をおこなって、現在リン酸基導入の条件を検討中である。 Caged化合物を組み込んだデンドリマーの合成 糖のクラスター効果を利用して細胞認識能を増幅させる目的で、表層に糖を持ちケージド基をビルディングブロックとするデンドリマーの合成を計画した。これは光により基質を放出する機能をもつはじめてのデンドリマーとしても興味が持たれる。結合部位を3カ所もつ2-ニトロベンジルを種々設計し合成を試みた結果、3-ヒドロキシアセトフェノンから誘導されるジカルボン酸誘導体7をユニットとして選びだし、現在デンドリマーを合成している。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Watanabe,S: "Caged Compounds of a 2-Deoxyglucose:,Facile Synthesis and Their Photoreactivity." Bioorg.& Med.Chem.Lett.8. 3375-3378 (1998)
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[Publications] Kawakami,J: "Correlation of Exciplex Formation ,with Ground State Conformations in Flexible Bichromophoric Esters:" Bull.Chem.Soc.Jpn.72. 47-54 (1999)
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[Publications] Azuma,T: "Induction of Apoptosis of Activated Murine splenic T Cells by Cycloproprodigiosin Hydrochloride,a Novel Immunosuppressant." J.Immunol.(in press). (1999)
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[Publications] Yamada,S: "Isolation of Bright Blue Fluorescent Substances from Sonochomical Hydroxylation of Methyl p-Cyanobenzoate." Chem.Lett.(in press). (1999)
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[Publications] Furuta,T: "New Caged Groups:7-Substituted Coumarinylmethyl Phosphate Esters." Methods in Enzymology. 291. 50-63 (1998)