1998 Fiscal Year Annual Research Report
企業内工程に於ける物質流から見たゼロエミッション化へ向けてのしくみ構築
Project/Area Number |
10141230
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岩瀬 晃盛 広島大学, 工学部, 教授 (10103079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 洋志 広島工業大学, 工学部, 教授 (70098680)
平木 秀作 広島大学, 経済学部, 教授 (10034373)
中村 信人 広島大学, 工学部, 教授 (70016575)
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Keywords | 物質流 / 物質系 / エネルギー系 / 母集団分布 |
Research Abstract |
企業内工程に於ける物質流の実体調査を行った。ゼロエミッション化へ向けての研究において企業内での実データを把握することは、研究の基本であるけれどもこれの実現には多くの困難が伴うものである。今回は幸いにも或食品メーカーの全面的な協力を得ることができた。この食品メーカー以外にも食品メーカーを調査を実施したけれども、細かい工程に入り込んだ実データ入手までには至らなかった。調査方法としては大きくエネルギー系と物質系とに分けて把握した。これについても、多くの場合は物質系のみに終わることが多いけれども、今回はエネルギー系と物質系との同時の流れの把握を行うことができた。 更に新工場建設に関する物質の品目および量を把握した。これによって物質流の初期条件の把握を試みた。これに関係する品目は極めて多種なものとなった。ゼロエミッション化へ向けての取り組みにおいて多くの場合では定常状態での物質流に限られるけれども、製品を生み出す設備等に関する考察がなければ片手落ちであるとの認識から、工場建設に関わる資材等の物質の把握を試みた。 定常状態での工場各工程でのエネルギー系および物質系の調査を行った。工程は細かく分類するとかなりの数になるので、データが把握できることの観点から数工程に絞り込んでデータ解析を行った。 データの分布を調べる過程で、既存の分布では記述しにくい場面があり、母集団分布として仮定されるべき新しい分布の検討を行った。
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[Publications] Koji Kanefuji: "Estimation for a scale parameter with known coeffient of variation" Statistical Papers. 39. 377-388 (1998)
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[Publications] Nobuto Nakamura: "An Intexactive Rescheduler for Chemical Process Operations" International Journal of Lcgistics : Research and Applications. 1・2. 157-172 (1998)
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[Publications] 森川克己: "ジョプショップ環境における生産計画ヒスケシューリング問題に対する一解法" 日本経営工学会論文誌. 49・4. 228-235 (1998)
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[Publications] Shusaku Hiraki: "Analysis of a Global Production and Supply System for the Automobile Repacr Parts undor Stochastic Transportation Lead Time" Proceedings of 1998 Annual Meeting of Asia Pacific Seience Institute. 505-512 (1998)
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[Publications] 徐祝洪: "自己完結ライン間のバッファの設計に関する研究" 日本経営工学会誌. 49・3. 160-167 (1998)
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[Publications] 久保田洋志: "広島県における産学官共同事業としての情報化促進活動の状況" オフィス・オートメーション. 19・1. 47-54 (1998)