1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10142104
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小林 猛 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (80153617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斗内 政吉 超伝導エレクトロニクス研究センター, 助教授 (40207593)
栗城 真也 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (30002108)
小田 俊理 東京工業大学, 量子効果エレクトロニクス, 教授 (50126314)
岡部 洋一 東京大学, 先端科学技術研究所, 教授 (50011169)
井口 家成 東京工業大学, 理学部, 教授 (10011173)
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Keywords | 医用電子 / 磁気工学 / ボルテックス / 高温超伝導 / SQUID / 量子効果 / マイクロ波 / デジタル |
Research Abstract |
特定領域研究「ボルテックス・エレクトロニクス」の初年度に当たり、3つの研究班の連携プレーが効果的に進むように、調整のための種々の方策を検討することに始まった。この間に、総括班会議は3回行った。総括班の活動をを補足するために、合間に2回拡大事務局会議を設定した。そこでは、各研究班の班長による実務的な面からの意識統一をおこなうことに意義を持たせた。 本特定領域研究における重点課題として接合近傍のボルテックスの挙動を明らかにすることが確認され、そのためにはボルテックスの可視化研究が不可欠であることも確認された。今年度、公募研究メンバーの1人がボルテックス可視化に効果的な研究成果をあげており、当研究者を次年度には計画班に組み入れることも確認された。 本特定領域研究の中心課題はSQUIDの基礎科学と実用水準への高性能化研究である。この目的に対してボルテックス基礎科学が必要不可欠である。バイクイスタル・ジョセフソン接合の飛躍的な向上が今回達成できた。パイクリスタルの接合傾角度を30度に設定することで、最も効率の高い超伝導対粒子の弱結合が可能になることを明らかにした成果である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] X. Fang: "Excimer-laser ablation of Ru02 observed by a streak camera" J. Appl. Phys.85, 4. 2402-2407 (1999)
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[Publications] T. Kobayashi: "PLD Growth of Insulator/Oxide-superconductor Heterostructures for Josephson Junction Formation" Future Electron Devices, HTSC Final Meeting (Int.). (1998)
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[Publications] M. Tachiki: "SrTi03 filns epitaxially grown by eclipse pulsed laser deposition and their elecrical characterization" J. Appl. Phys.83, 11. 5361-5356 (1998)
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[Publications] T. Fujii: "Improved S/N ratio of High Tc SQUID Magnetometer due to Anisotropic Collection of Magnetic Flux by High-myu Platelet Spacer" Applied Superconductivity Conference (Palm Springs). ETF-13 (1996)
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[Publications] 小林 猛: "次世代エレクトロニクスデバイスのブレークスルーは何か?" 電子情報通信学会誌. 81,3. 247-252 (1998)
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[Publications] M. tonouchi: "Visualization of Optically Controlled Magnetic Flux in YBCO Thin Film Loop by Terahertz Radiation Imaging" Jpn. J. Appl. Phys.37, 11A. L1301-L1303 (1998)
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[Publications] S. Oda: "ATOMIC LAYER MOCVD OXIDE SUPERCONDUCTORS AND DIELECTRIC/OF" NATO ASI Series, 268 (1998)