2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10148102
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
岡田 益男 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80133049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 博信 広島大学, 総合科学部, 教授 (30034573)
飯島 嘉明 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70005411)
青木 清 北見工業大学, 工学部, 教授 (70124542)
深井 有 中央大学, 理工学部, 教授 (80055136)
林 安徳 九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80010940)
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Keywords | プロチウム / プロチウム新機能 / 高容量プロチウム合金 / プロチウム占有機構 / プロチウム拡散機構 / 高密度非平衡物質 / 水素エネルギー / 水素吸蔵合金 |
Research Abstract |
本特定領域研究は平成10年度から平成13年度に、対象材料を限定する従来の研究と異なり、本研究はプロチウムが侵入できる全ての機能材料を対象とし、プロチウムという元素がサブナノ格子物質に対して、どのような有用な機能を発現するのかプロチウム機能の多面性を明らかにするとともに、それぞれの材料特性の向上を図ることを目的として行われた。具体的な第一の達成目標は、超強力永久磁石材料やTi合金などの構成材料において、プロチウムの果たすナノプロセス機能の解明とそれぞれの材料特性の向上を目指すことである。本領域開始当初の第二の目的である、現用合金である希土類系ミッシュメタル合金容量の2倍の高密度なプロチウム新合金を開発するという具体的な目標は平成11年3月に達成された。そこで新たな具体的達成目標として、WE-NET計画の100℃以下3mass%のプロチウム容量を有する新規材料の開発に上方修正しこれも達成された。本申請はこれまでの本領域で得られた研究成果を取りまとめることを目的とした。 これまでに参画した計画研究および公募研究について、4年間の成果を取りまとめて成果報告集を発行した。最終研究成果報告書は日本語で執筆された。英文としての成果発表は「金属と水素」の国際会議の報告書等がある。 また平成14年9月19,20日に東京において本領域研究4年間の活動の最終成果発表会を開催し、最終研究成果報告書を発刊した。計画研究の成果発表は全て掲載することが出来、公募研究の成果も1件を除き、掲載することが出来た。公募研究には単年度のみや、3年間採用された研究などがあり、報告書の内容も様々であった。
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