1998 Fiscal Year Annual Research Report
ストローマ依存性の多能性幹細胞株の自己複製機構の解析
Project/Area Number |
10181210
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 克彦 京都大学, 医学研究科, 講師 (90281097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 潤 京都大学, 医学研究科, 教授 (50173430)
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Keywords | ストローマ / 造血幹細胞 / 自己複製 / レトロウイルス |
Research Abstract |
マウスのストローマ細胞株MS-5は、ストローマ依存性多能性幹細胞株Myl-D-7の自己複製を支持する未知の機構を備えている。この機構の解明を目指し、平成10年度に、以下のことを行った。 1。 ストローマ細胞株MS-5より得たの仏をレトロウイルスベクターに挿入し、ライブラリーを作成した。 2。 このcDNAライブラリーをパッケージング細胞を介して、ストローマ依存性株Myl-D-7に遺伝子導入し、非依存性変異株を単離した。 3。 しかし、単離した非依存性変異株の解析では、非特異的バックグランドが高いこと、cDNAの回収率が低いことにより、機構の解明に及ばなかった。 4。 そこで、ベクターに以下の改変を行った。(1)ベクターに、バクテリオファージ由来のloxPの遺伝子配列を挿入した。(2)ベクター内にバクテリアでの選択薬剤耐性遺伝子を挿入した。 5。 この改変したベクターを用いれば、(1)バクテリオファージのloxP/CREの系が応用可能である。単離した非依存性変異株より、loxP/CREの系による挿入cDNAの排斥、復帰変異株の再分離が可能である。復帰変異株分離による、バックグランドの低減化が期待できる。(2)挿入したバクテリアでの選択薬剤耐性遺伝子を用いて、ゲノムDNAからの回収率の向上が期待できる。 6。 改変したベクターを用いて、再度、機構の解明を試みる予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Nishiyama H et al: "Decreased expression of cold-induced RNA-binding protein(CIRP)in male germ cells at elevocted temperature" Am J Path. 152. 289-296 (1998)
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[Publications] O'Prey J et al: "signaling mechanisms inodued in long-term growth of ELM ergthroleukemia cells" Blood. 91. 1584-1555 (1998)
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[Publications] Xue JH et al: "Induction of apg-1, a member of the heat shock protein 110 family, follwing transient forebrain ischemia in the rat brain" Biochem.Biophys.Res.Commun.247. 796-801 (1998)
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[Publications] Tatsumi K et al: "Expression of calcium binding protein D-YK messenger RNA in the mouse uterine endometrium during implantation" Mol.Human Reprod. 5. 153-161 (1999)